2021年8月13日開催予定の「いけだ阿波おどり前夜祭」及び8月14~16日開催予定の「いけだ阿波おどり」の開催が中止に。地元有志は、いけだ阿波おどりの文化継承と未来へつなぐことを目的に『~三好の夏・2021~』をオンライン動画で配信し、この地域独自の「いけだ阿波おどり」の楽しさを伝えます。

『いけだ阿波踊り』とは
徳島市中で踊られていた『盆踊り』が、近世後期(江戸時代後期)には、県内周辺地域に広まり、現・徳島県三好市池田町でも道中踊りが踊られていました。
明治時代には、池田の各町内・各地区で「おどり連」を作り、中には100人~150人規模の連もありました。
観光化する徳島市阿波踊りの背中を追うように、昭和30年頃から、いけだ阿波おどりも『見せる阿波踊り』に変化してきました。

道筋の要所にやぐらを組み、阿波池田駅前には、100人程が上がれるステージを設置、「阿波よしこの」のレコードを流し、輪になって踊っていました。
昭和30年後半までは、阿波池田駅前がメインステージで、参加する「連」への審査も行われていました。
昭和35年頃には、現在の観光連の様なキャラバン隊が、他の3県へ阿波踊りの宣伝活動の為踊りに行き、それにともない観光客が大勢訪れるようになりました。
その時代には、企業連もあり、40~50連、内池田町で36連が参加。本格的な桟敷(さじき)が設置され、「連」の衣装も連ごとに揃い、鳴り物も、鍋ややかんから、太鼓や鉦(かね)を使うようになり、本格的な阿波踊りイベントとなりました。

現在のいけだ阿波おどりには、他の市町からの「連」の参加もあり、全体で、35~38連の参加のもと、毎年8/13に前夜祭、8/14~16に本番が行われ、三好市の人口が2万4000人ほどではありますが、期間中7万人近い人出があります。

訪れる観光客の皆様は、三好市の観光名所である「大歩危・小歩危」や「祖谷のかずら橋」などを堪能し、三好市の温泉と共に「いけだ阿波踊り」を楽しんでいただいております。

徳島市の『阿波踊り』は規模も大きいのですが、『いけだ阿波踊り』は、躍り狂う「連」との距離も近く、より臨場感や一体感が得られることが人気の秘訣となっております。

本年は残念ながら感染拡大が止まらない、新型コロナウイルス蔓延を考慮し、開催を中止といたしましたが、このいけだ阿波おどりの文化継承と未来へつなぐことを目的に『~三好の夏・2021~』をオンライン動画で配信し、この地域独自の「いけだ阿波おどり」の楽しさを伝えます。

いけだ阿波おどり代替えオンライン配信イベント『~三好の夏・2021~』の概要
吉本興業徳島県住みます芸人の「みっとしー」や「中山女子短期大学」をMCに迎え、人気芸人「すゑひろがりず」がオンラインで登場し、漫才披露や阿波おどりなどイベントを盛り上げます。
地元からは「スタジオFUN」や「やましろAKB」、「ゆりり」、「志保り会」の他、地元阿波おどり連「さつき連」や「ちびっこ吉野連」などが参加。
(※一部出演者はオンラインで視聴できない場合があります)
『~三好の夏・2021~』の詳細は、下記URLにてご確認いただけます。 8月15日(日)19:00から8月16日(月)の21:00までの時間限定で配信
『まるごと三好観光ポータルメディア』の【公式】YouTubeチャンネルで配信します。
(YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCNwPTWF-u-Fgs5CvmVB84lA

※~三好の夏・2021~は出演者、スタッフ、制作スタッフの皆様には、既に2週間前健康チェック表をお渡しして、毎日記入頂いています。
※収録会場内は完全無観客での開催です。

新型コロナウイルス蔓延防止に伴い、今年の夏は自粛でストレスを溜めることが多いかとお悔やみ申し上げます。
この機会に、いけだ阿波おどりをオンラインで堪能してみては如何でしょうか。

徳島県三好市公式観光サイト「大歩危・祖谷ナビ」
https://miyoshi-tourism.jp/

配信元企業:三好市

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