人件費の安さなどを背景に「世界の工場」としての地位を確立した中国だが、近年は人件費の上昇が続き、生産コストが高騰しており、中国から東南アジアへと工場を移転させるメーカーが相次いでいる。

 中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、ベトナム最大級の工業団地である「ベトナムシンガポール工業団地(VSIP)」で働く中国人による動画を配信し、VSIPには中国から移転してきた「日本や韓国企業の工場が数多く存在する」と紹介している。

 中国は生産コストの安さを競争力の源泉とする労働集約型の製造業からの脱却に向け、製造業の高度化を目指す戦略を打ち出しているが、ハイテク製造業もすでに中国からベトナムへと工場を続々と移転させているようだ。

 この中国人配信者は道路を歩きながら工業団地内にある工場を撮影して紹介しているが、大きな敷地に大きな工場が立ち並ぶ光景からはベトナム製造業の勢いと競争力の高さを感じ取ることができる。

 配信者によれば、VSIPには中国企業の工場もあるというが、特に多いのは日本企業の工場だと紹介したほか、日本企業以外では韓国企業の工場も多いと紹介し、「日本や韓国の大手企業が続々と集結しているVSIPはベトナム製造業の勃興を示すかのようだ」と指摘。中国人としてはベトナム製造業の成長には脅威を感じざるを得ないことを強調した。

 動画に対し、中国人ネットユーザーからは「10年もすれば、世界の工場という称号はベトナムのものになっているに違いない」、「ベトナムの貿易面における成長ぶりは目を見張るものがある。中国よりベトナムの方が早く先進国になれそうだ」といったコメントが並び、ベトナムに明るい将来が待っていることは疑う余地がないといった声が多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

ベトナムの工業団地に「日韓メーカーが続々と」、中国ネット「世界の工場の称号が奪われる・・・」