夏といえばひんやりスイーツ。外で食べる話題のかき氷も良いけれど、家でひと仕事終えて扇風機の風に当たりながら食べるアイス、お風呂上がりに首にタオルを掛けたままかぶりつくアイスは、夏にしか味わえない至福の味がします。

 アイスは美味しいけれど、暑い中、溶けないように気を使いながら買いに行くのは大変だし、ちりも積もればそこそこな出費になります。いっそのこと、家で手作りしてみませんか?

「手作りアイス」と聞くと、なんだかとってもハードルが高そうですが、実はそんなことはありません。100円ショップに行けば、誰でも超簡単にアイスが作れるグッズがたくさんあるんです。こちらでは、種類豊富な手作りアイスグッズの中から、実際に筆者が愛用している100均グッズ「おうちでアイスをつくろう」をご紹介します。

冷蔵庫にあるものでOK! 驚くほど簡単にアイスが作れる

容器、スティック(3本)、フタの3点セット。税込110円
容器、スティック(3本)、フタの3点セット。税込110円

「おうちでアイスをつくろう」は毎年夏になると争奪戦になる人気商品。『セリア』や『ダイソー』などの100円ショップで買うことができます。 アイスの作り方は拍子抜けするほど簡単!

 容器に好きなベース(ジュース、ヨーグルトなど)を入れ、お好みで食材(フルーツ、グミ、チョコなど)も一緒に加えます。あとはスティックを挿し、フタを被せて冷凍庫で凍らすだけ。これだけでアイスを作ることができます。

 気を付けること点は2つだけ。

1.凍らすと甘味が弱くなるのでベースにはシロップや蜂蜜を加えるとより美味しい

2.凍らせることで液体が膨張するので、ベースは容器ギリギリいっぱいまで入れずに控えめに

 本当になんでもアイスにできてしまうのでレシピは無限なのですが、筆者のおすすめアイスをいくつかご紹介します。

サイダー×フルーツで「フルーツポンチアイス」

 材料は少しシロップを混ぜて甘くした市販のサイダーと、冷蔵庫にあったフルーツのみ。フルーツポンチをそのままアイスにしてみました。

 シャーベット状のシャリシャリしたサイダーフルーツの甘酸っぱさがとっても爽やかです。たくさんのフルーツを消費できるのも手作りならでは。食べきれなかったフルーツを活用すれば、美味しいアイスが作れるし、食品ロスも防げて一石二鳥です。

ヨーグルト×レモン&ジャムで「ヨーグルトバー」

 加糖ヨーグルトレモンの輪切りと、ちょうど冷蔵庫にブルーベリージャムがあったので、それも入れてみました。

 凍らせたヨーグルトは程よい酸味と甘味があり、上品な味わい。レモンは砂糖漬けを使うとより美味しいと思います。ブルーベリージャムヨーグルトの相性は、言うまでもなくバッチリでした!

ジュース×ジュースで「多色アイス」

 ほんの少し手間をかければ多色アイスも作れます。先にスティックを容器にセッティングして、「ジュースを少し入れる→凍ったら違う色のジュースを上から入れる」。これを繰り返すだけ!

 筆者は冷蔵庫にフルーツジュースがたくさんあったのでそれを使いましたが、ヨーグルトや牛乳の層を作ると、より多色感が出て華やかになりますよ。

お酒を凍らせて「大人のほろ酔いアイス」

 これは筆者が1番おすすめしたいアイス! 「おうちでアイスをつくろう」を使えば、外ではあまり売っていないお酒アイスも作れます。使うお酒も濃さも自分好みにできるなんて最高です。

 筆者は梅酒で作りましたが、シャリシャリした食感や、口いっぱいに広がる梅酒の風味がたまりません! 今では晩酌がわりにお酒アイスを食べています。「アイスを食べながらほろ酔い気分を味わえる」という、新しい感覚がクセになるのでぜひ試して欲しいです。

 今回は「おうちでアイスをつくろう」をご紹介しましたが、100円ショップには他にもさまざまな手作りアイスグッズが売られています。自分好みのアイスが気軽に作れるのは、美味しいだけではなく、とっても楽しいですよ。

(撮影・文◎佐々木 舞)

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