台湾などでは稀に行われています。

日本では事実上不可能な訓練

アメリカ空軍は2021年8月7日(土)、米本土北部ミシガン州の一般道を使って軍用機の着陸訓練を行ったと発表しました。

場所はミシガン州アルペナの郊外を走る州道で、大規模軍事演習「ノーザンストライク21」における訓練プログラムの一環として行われたそう。ミシガン空軍州兵第127航空団と、アリゾナ州デビスモンサン空軍基地に所在するアメリカ空軍第355戦闘航空団第354戦術戦闘飛行隊から、2機ずつ計4機のA-10サンダーボルトII」攻撃機が参加し、州道に着陸しています。

アメリカ空軍が国内において、このような訓練を行うのは史上初とのこと。今回、州道への着陸訓練を行ったことは機動的な戦闘能力の確保にあり、A-10については、高速道路や、普段は航空機運用が想定されていないような着陸帯など様々な場所に着陸できる能力を保持することで、空軍の即応性を高めることができるといいます。

訓練を行った第354戦術戦闘飛行隊のA-10パイロットのひとりは、「この訓練に成功したことにより、我々が任意の高速道路に着陸し、任務を遂行し続けることができることを証明したといえるでしょう」「A-10は、燃料、武器、その他の武装を補給・搭載するために、より多くの場所に着陸し、いつでもどこでも運用することができます。これにより、敵が目標とするであろう航空基地を、迅速にどこへでも移転させることが可能になります」と述べています。

なおアメリカ空軍によると、空軍特殊作戦コマンドが運用するC-146A「ウルフハウンド」双発機2機も、演習の一環で州道への着陸を行い、各種ミッションを統合運用する能力の向上を図ったと明らかにしています。

ミシガン州の州道に着陸したA-10「サンダーボルトII」攻撃機(画像:ミシガン空軍州兵)。