子どもの頃に通っていた保育園での出来事を描いた漫画「保育園のヤバい先生たち」がSNS上で話題となっています。保育園で体験した数々のひどい出来事が、大人になった今でも忘れられないという女性。その保育園では悪さをした園児に罰を与え、先生たちで笑いものにするのが日常茶飯事で…という内容で「ひどすぎます」「同じ保育士として許せない」「同じような体験をしたことがあります」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

罰の内容が衝撃的すぎて覚えている

 この漫画を描いたのは、フリーターのガトウ(ペンネーム)さんです。インスタグラムイラストや過去の体験談などを漫画にして発信しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ガトウさん「幼稚園くらいから漫画を描いていました。学生の頃、アイドル活動を始めたのをきっかけに絵や漫画を描かなくなりましたが、アイドル卒業後にまた漫画を描くようになりました。アイドルになった経緯や活動中に起こったことを、漫画を通して多くの方に伝えたいと思いました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ガトウさん「以前、『MV撮影で会ったやばいメイクさん』の漫画を描いたときに『自分は小さい頃から、ヤバい大人によく会うなあ』と気付き、それらを漫画にしていこうと思ったのがきっかけです。まずは生まれて初めて出会ったヤバい大人として、保育士さんの話から描きました」

Q.お友達は園長先生にひどいことを言ってしまったのですか。

ガトウさん「お友達は園長に言っていません。その後も園長にひどいことを言う園児はいませんでした。私たちは直接、園長に嫌なことをされたわけじゃないですし、園長はなんだか迫力があって、言える感じじゃありませんでした。先生たちも自分からは言えないので、園児たちを使って、日頃のうっぷんを晴らしたかったんだと思います」

Q.保育園に通っていた当時のことは、よく覚えているのでしょうか。

ガトウさん「とてもよく覚えています。特に、先生たちにされた罰や言われた言葉、他の子たちが罰を受けているところなどは鮮明に覚えています。ただ、どうして怒られたのか、何をして罰を受けたのかまでは覚えていません。受ける罰の内容が衝撃的過ぎたからかもしれません」

Q.園に対して、保護者からのクレームはなかったのですか。

ガトウさん「当時は、園での先生の対応は当たり前のことだと感じていたので、親に言うことはありませんでした。でも、漫画には描いていませんが、園児たちの爪をいつも血が出るまで深爪に切る先生がいて、園児たちが指にばんそうこうを巻いて帰ったときは、さすがに親たちからクレームがあったようです。私の親も怒っていたのを覚えています」

Q.トラウマになりそうな出来事ばかりですが、この園がきっかけでその後のガトウさんの行動に影響はありましたか。

ガトウさん「このことが原因かは分かりませんが、先生の前で友人と会話することができなくなりました。先生の前で素を見せることができないというか、友人との会話を聞かれて、先生の気にさわることがあったらどうしようなど、いろいろ考えてしまうようになりました」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ガトウさん「『こんな保育士がいるなんて信じられない、怖すぎる』という意見や『自分や知り合いもひどい目に遭ったことがある』などの意見がありました。同じような経験をしたことがある方からコメントを頂いたときはうれしかったです。友人や知り合いにはいなかったので…」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ガトウさん「まずは自分の今までの経験を全て漫画にしていきたいです。学生の頃の話やアイドルの頃の話など、まだまだ描きたい話があります。それらを描き終えたら、完全フィクションの創作漫画を描いてみたいなと思っています。小さい頃は少年漫画が大好きで、よくまねして描いていたので、そういうジャンルにも挑戦してみたいです」

オトナンサー編集部

漫画「保育園のヤバい先生たち」のカット=ガトウ(gatou0903)さん提供