遠藤健慎が2022年秋公開予定の映画「大事なことほど小声でささやく」に出演することが決まり、撮影を前に意気込みを語った。「大事なことほど小声でささやく」は2013年に発表、2015年に文庫化され、9版を重ねる人気作家・森沢明夫によるヒット小説。ポップな設定と、明日への勇気を届けてくれるハートウオーミングな物語が混ざり合い、若者を中心に人気を集めている作品が、このたび実写映画化される。

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同作でスナックを営むゴンママとバーテンダーカオリの元に集うのは、悩みを抱えたジム仲間たち。2人は彼らに“カクテル言葉”を小声で添えて、悩みに寄り添うカクテルを用意する。

映画では、歯科医・四海良一夫婦の話をクローズアップ。悲しみを抱えた良一が、ゴンママと出会い、夫婦が再生していく姿を描く。

監督は森沢作品にほれ込んだ横尾初喜、脚本は劇団時間制作の谷碧仁が担当。「全裸監督」シリーズ(Netflix)などで圧倒的な存在感を放つ後藤剛範が、マッチョオカマのゴンママ役にて映画初主演を果たす。

四海夫婦役は深水元基、遠藤久美子、カオリ役はミュージカル界の新星・田村芽実。他にも、5月にAKB48を卒業した峯岸みなみ、俳優としても活躍の幅を広げる大橋彰(アキラ100%)、硬軟自在の実力派・田中要次というキャスト陣が集まっている。

そして、監督期待のニューフェイス・遠藤の出演も決定。遠藤は「スノーフレーク」(2011年)で映画デビュー、短編映画第1回ジュブナイル脚本大賞作品「がらくた」(2016年)で初主演を果たし、「明日の約束」(2017年、フジテレビ系)で連続ドラマ初レギュラーを務めた。

最近では、2020年公開の映画「望み」に出演した他、ドラマ「さくらの親子丼」(2020年、フジテレビ系)の第3シリーズにレギュラー出演。Huluオリジナルドラマ「悪魔とラブソング」(2021年)、「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(2021年、日本テレビ系)にもレギュラー出演し、存在感を示した。

そんな遠藤から、出演に当たって喜びのコメントが到着した。

■国見俊介役:遠藤健慎コメント

皆さんこんにちは。「大事なことほど小声でささやく」で国見俊介を演じます、遠藤健慎です。横尾監督、小山助監督、春木カメラマンとご一緒させていただくのは今作で2回目になります。

昨今、「愛情を受けていない役」というのはよく見かける気もするのですが、今回演じさせていただく俊介は「愛情をうまく受け取れない子」のような気がしています。撮影を直前にして、まだ僕の中では漠然としたイメージしか出来ていませんが、必ずやり遂げます。

紛れもない大先輩たちとお芝居ができる喜びを感じ、臆することなく、お互いに作用していけたらと思っています。よろしくお願いいたします。

映画「大事なことほど小声でささやく」への出演が決まり、遠藤健慎が意気込みを語った/ ※提供写真