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このお盆期間は、災害級の大雨により、道路への影響も心配されます。最新の予測では、九州~関東甲信で、道路への影響が「非常に高まる」でしょう。無理な運転は控えて、予定の変更も視野に入れてください。

大雨による「道路の影響予測」 危険度が高くなった所も

この週末も、本州付近に前線が停滞する予想で、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。そのため、すでに大雨になっている所だけでなく、大雨エリアが拡大して、広い範囲で「災害級の大雨」や「記録的な大雨」になるおそれがあります。
この大雨が、お盆期間中と重なるため、交通機関への影響も心配されます。
最新の「道路の影響予測」をみますと、九州~関東甲信の広い範囲で、気象予測により「非常に高い」リスクがあるでしょう。北陸や東海、関東甲信など、昨日の予測よりも、危険度が高くなっている所もありますので、無理な運転は禁物です。
車でのお出かけを控えるというのも、選択肢の一つですが、どうしても車での外出が避けられない方は、余裕を持った移動を心がけてください。また、気象情報や道路状況を確認して、予定をいつでも変更できるようにしておいてください。

大雨の時に危険な場所は?

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大雨の場合、特に危険な場所は、次の3つです。どうしても運転しなければならない場合に備えて、覚えておいてください。
1つめは、河川や用水路です。車で避難をする場合は、河川の近くを通る道路は、なるべく避けてください。また、河川や用水路の様子が気になっても、見に行くことは絶対にやめてください。
2つめは、アンダーパスです。低い所を通る道路は、冠水しやすくなります。道路が冠水している場合、これくらいなら大丈夫という考えで、無理に通ろうとするのは、とても危険です。また、マンホールから、突然、水があふれることもありますので、慣れた道でも、運転には十分な注意が必要です。
3つめは、斜面やガケです。斜面がひび割れる、異様な音・においがする、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すといったことがあれば、土砂災害の前兆ですので、すぐに離れてください。斜面やガケの近くを通るルートを避けて、回り道をすることも選択肢の一つです。
また、激しい雨の時は、ブレーキが効かないといった、ハイドロプレーニング現象をおこすこともあります。無理に運転をするのはやめて、予定の変更も視野に入れてください。

九州~関東甲信 大雨による道路影響「非常に高まる」予想 お盆は無理な運転を控えて