アメリカ、ニューヨークでは、バイクやバギーなどの違法改造車両が後を絶たないという。そこでニューヨーク市警察では見せしめのため、押収した四輪バギー(ATV)をブルドーザーでボッコボコに粉砕する映像を公開した。
そこには、「いいか?違法改造車両はもれなくこうなる!」という強い意志表明が見え隠れしている。
この映像はニューヨーク市警のダーモット・シア長官が自身のTwitterで公開したものだ。映像は早回しになっていて、四輪バギーが親の仇のごとく、ダンプカーにフルボッコさっれぺちゃんこになっていく様子が記録されている。
シア長官の投稿コメントによると、ニューヨーク市警(NYPD)は今年4月以降、1203台もの違法バイクやバギーを押収したという。Isn’t this what every NYer wants to do when they see or hear an ATV coming down the street?
Your cops have seized 1,203 dirt bikes, ATVs, & other 2-wheeled vehicles since April.
We’re crushing this one now, & we have plenty more to go…
If you use it, be prepared to lose it! pic.twitter.com/mGEZpvInnO
— Commissioner Shea (@NYPDShea) August 4, 2021
これらの車両はウインカーやミラーなどの安全装置が取り付けられていなかったり、法的に許可されていない改造が施されたものだ。
さらにシア長官はこうつぶやいている。
我々は今、この車両を粉砕した。だが市警にはまだたくさんの車両が押収されている。もし違法車両に乗るというのなら、こうなる運命を覚悟してほしい
手間暇とお金をかけて改造したバギーは、巨大な重機の前になすすべもなく、ブレードで叩き潰され、更にはタイヤで踏みつぶされている。
この投稿は見せしめのためと思われるが、Twitterユーザーからは「違法車両だって解体すれば利用できる。貴重な資源を再利用する方法はないのか?」、「法定速度をはるかに超えて爆音をまき散らしながら走るバギーには迷惑してたんだ、いいぞ!もっとやれ」、「すっきりした、ありがとう」、「他にもっと効率的な方法があるだろう」、「今まさにナンバープレートのないバイクが目の前を通り過ぎていきました!おまわりさん、捕まえて」、「叩き潰すことで流れ出るガソリンが環境破壊につながることに気づいてますか?」など、賛否両論のコメントが寄せられている。
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