シチズン時計は、2022年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2021年8月13日の15時に発表した。これにより、シチズン時計の配当利回り(予想)は3.19%⇒4.11%にアップした。
シチズン時計は、2022年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月)が「9円」、期末配当(3月)が「9円」、合計の年間配当額は「1株あたり18円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり14円」だったので、前回予想から「4円」の増配となる。今回の増配発表により、シチズン時計の配当利回り(予想)は3.19%⇒4.11%にアップすることとなった。
また、シチズン時計の2021年3月期の配当は「1株あたり5円」だったので、前期比では「13円」の増配となる見込み。
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シチズン時計は今回、「増配」とともに業績予想の修正も発表しており、2022年3月期は前回予想比で「増収・増益」の業績予想となっている。シチズン時計は、「業績予想および株主還元方針を総合的に判断」した結果、今回の「増配」を決定した形だ。
なお、「増配」や「業績予想の修正」などが発表されたことを受けて、シチズン時計の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2021年8月13日)の終値438円より42円高い480円(+9.58%)を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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シチズン時計の過去10期の配当の推移は?
■シチズン時計(7762)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2013/3 | 8円 | 2018/3 | 22円 | |
2014/3 | 13円 | 2019/3 | 20円 | |
2015/3 | 16円 | 2020/3 | 12円 | |
2016/3 | 17円 | 2021/3 | 5円 | |
2017/3 | 17円 | 2022/3 |
18円 (予想) |
シチズン時計は2019年3月期以降、「減配」が続いていたが、2022年3月期の配当予想「1株あたり18円」が予想通りに実施されれば、4年ぶりに「増配」となる見通しだ。
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また、シチズン時計の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。前期にあたる2021年3月期から2022年3月期までの1年間で、シチズン時計の年間配当額は「1株あたり5円」から「1株あたり18円」まで、3.6倍に急増している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、シチズン時計の株価は2021年3月の終値378円から2021年6月に記録した年初来高値459円まで、21.4%上昇している。なお、発表当日(2021年8月13日)の終値は438円で、2021年3月の終値から15.8%上昇した水準で推移している。
■シチズン時計(7762)の株価チャート/月足・10年
シチズン時計の配当利回りは?
シチズン時計の2021年8月13日時点の株価(終値)は438円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※シチズン時計の配当利回り】
株価:438円
年間配当額:中間9円+期末9円=18円
配当利回り:18円÷438円×100=4.11%
シチズン時計の配当利回りは4.11%。2021年7月の東証1部の平均利回りは1.89%(配当実施企業のみ)なので、シチズン時計の配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、シチズン時計は株主優待を実施していない。
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シチズン時計は、各種時計類および、その部分品の製造・販売を手掛ける会社。時計事業で培ったノウハウを活用し、工作機械事業やデバイス事業などにも取り組んでいる。2022年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高2680億円(前期比29.7%増)、営業利益138億円、経常利益150億円、親会社株主に帰属する当期純利益115億円となっている。なお、シチズン時計は2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、利益項目の対前期増減率は発表していない。
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■シチズン時計 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
精密機器 | 7762 | 東証1部 | 18円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
438円 | 100株 | 4万3800円 | 4.11% |
※株価などのデータは2021年8月13日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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