15日、明治安田生命J1リーグ第24節のアビスパ福岡vsセレッソ大阪ベスト電器スタジアムで行われ、2-1で福岡が勝利を収めた。

リーグ戦の直近7試合で勝利がない福岡と、10試合勝利がないC大阪の一戦。福岡は5月22日の第15節以来、C大阪4月18日の第10節以来の勝利を目指す。

ホームの福岡は前節からスタメンを2人変更。志知孝明、杉本太郎に代えて、湯澤聖人、田邉草民を起用した。

対するC大阪も2名を前節から変更。西尾隆矢、高木俊幸が外れ、松田陸藤田直之を起用した。

C大阪AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦っていた影響もあり、リーグ戦と天皇杯YBCルヴァンカップなどこの試合から13連戦がスタート。勝利して良い形でスタートしたいところだ。

大雨の影響が心配された中、コンディションは問題なくスタートした。

14分にC大阪が最初のチャンス。藤田からのパスを受けた奥埜がボックス左からクロス。これをニアサイドに入ったアダム・タガートが合わせるが、わずかにゴールを超えていく。

福岡は16分、ボックス左で金森がドリブルを仕掛けるとそのままグラウンダーのクロス。見事な突破だったが、味方はシュートまでいけない。

さらに18分、左サイドに展開すると湯澤がダイレクトクロス。これに後方から猛然と走り込んだ金森がファーサイドで合わせるが、シュートは力なくセーブされる。

それでも39分、右サイドからエミル・サロモンソンが低い鋭いクロス。これに飛び込んだ山岸がバウンドしたボールをボレーで叩き込み、福岡が先制に成功する。

押し気味に進めながらも先制されたC大阪は前半アディショナルタイムに藤田が左サイドからロングスロー。これはフアンマ・デルガドがクリアするも、こぼれ球を藤田がクロス。これをアダム・タガートがヘディングで合わせ、C大阪が同点に追いついて前半を終える。

1-1で迎えた後半。最初にチャンスを作ったのは福岡。53分に湯澤がボックス左からクロス。ファーサイドで金森がヘディングで合わせるが、シュートは枠に飛ばない。

C大阪も57分、ボックス手前からの藤田のスルーパスに反応した奥埜がボックス内でシュートも、わずかに枠の右に外れていく。

さらに74分、ボックス右で杉本と対峙した松田陸が鋭い切り返しでボックス内に侵入し、自らシュート。鋭いシュートが枠に飛ぶが、GKがセーブする。

その後は互いに勝利を求め相手ゴールに迫るも、そのまま時間が経過。すると89分には、藤田の浮き球のボールに飛び込んだ豊川と飛び出したGK村上が空中で激突。試合が一時的に中断する。

先に豊川が立ち上がるも村上はなかなか立ち上がれず。ピッチ上で治療が行われる中、無事に起き上がりプレーを再開する。

アディショナルタイムが治療の分伸びると、迎えた96分、右サイドでボールを持ったジョルディ・クルークスが相手をかわして左足のクロス。ジョン・マリが飛び込むと、そのままクロスが流れゴールイン。福岡が土壇場で勝ち越しに成功する。

結局このゴールが決勝点となり、福岡が2-1で勝利。2試合連続での後半アディショナルタイム弾で8試合ぶりに勝利。C大阪は11試合未勝利で13連戦をスタートすることとなってしまった。

アビスパ福岡 2-1 セレッソ大阪
【福岡】
山岸祐也(前39)
ジョルディ・クルークス(後46)
C大阪
アダム・タガート(前46)

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