ズーラシアフィルハーモニー管弦楽団は、2021年10月17日(日)に東京オペラシティコンサートホールにて、『秋の芸術祭』を開催する。

ズーラシアフィルハーモニー管弦楽団は、小さな子どもにもオーケストラのサウンドに親しんでもらおうと、童謡を中心にアレンジした「シンフォニック童謡」をテーマに活動している。そのなかで年に一度だけ『秋の芸術祭』ではクラシックの巨匠の作品の原曲を演奏するという試みを行っている。

2011年8月の結成から結成10周年を迎える今年、新たな試みとしてドヴォルザーク交響曲第九番『新世界より』全楽章」を披露する。本楽曲は、ベートーヴェン交響曲第五番「運命」、シューベルト交響曲第七番「未完成」と並んで、世界三大交響曲と呼ばれている。

新世界より』は、
この3つの中でもっとも金管楽器の活躍が印象的で、金管アンサンブルズーラシアブラスを中心にしたズーラシアフィルの特徴を活かす選曲だ。動物たちにとっても40分の長編は初体験。いつになく緊張した、真剣な表情の動物たちに注目だ。

また、40分間で全集中力を使ったあと休憩を挟んだ第二部は、ズーラシアフィルおなじみの「シンフォニック童謡」の世界を披露。オリジナル作品「コッツウォルズの街並み」では弦楽合奏の優しい響きでリラックス、「動物童謡ファンタジー」では古くから歌われる童謡の歌詞になぞらえた動物たちが登場する。

<うさぎ追いしかの山>の「故郷」ではヴァイオリンのうさぎたちを狼であるドールが追いかけたりとドタバタ劇を展開する。緩急交えたプログラムを楽しめる公演となりそうだ。

ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団(指揮:コビトカバ)