今、巷で話題のおもちゃ『デジコロ(DIGICORO)』をご存知だろうか? iPadの上で謎の球体を転がして遊ぶものらしいが、これがなんでも飽きの来ない面白さで、知育玩具としてもかなり優秀らしい。そんなめちゃくちゃ気になるデジコロで、子どもたちと一緒に遊んでみよう!

 

デジタル×アナログが生み出した『デジコロ(DIGICORO)』

株式会社デジコロ東京都杉並区)が開発した『デジコロ(DIGICORO)』(価格 税込2,750円・発売中)は、デジタルとアナログが融合した全く新しい形のおもちゃ。

黒い突起の付いた、直径約5㎝の黄緑色の球体。これをiPadの上で「握って転がす」「乗せて転がす」という2通りの方法で転がして遊ぶのだ。子どもの脳の発達には、手指への感覚刺激が大きな影響を与えると言われている。手は第2の脳と言われており、まさに指先から手のひらまでを柔軟に使って遊ぶデジコロは、そんな子どもの感性と好奇心を刺激するのにぴったり!

一緒に使うのはデジコロ専用アプリ。絵を描いたり、観察したり、冒険したり…。現在は3歳~10歳くらいを対象年齢とした10種類のアプリが展開されている。IPadに無料アプリをダウンロードするだけで、あとはWiFi環境がなくても遊べるところも魅力的。デジコロ本体にも電池や充電は一切必要なく、軽量かつ強度の高い材質で気軽に持ち運べるのも嬉しい!

 

次は僕! やりたいやりたい! みんな夢中になって取り合い状態に

パズルや積み木などのアナログ遊びからは卒業しつつあるが、TVゲームなどのデジタル遊びにはまだちょっと早い…。そんな3歳と5歳の息子たちと一緒にデジコロで遊んでみた

用意するのはiPadとデジコロ。まずは「みちっぽ」というアプリで遊んでみることにした。
こちらは、「デジタルえほんアワード2020」にも入選したとのことで、期待が膨らむ…!

ちなみに「デジタルえほんアワード2020」とは、子どもたちにとって「遊びと学び」をコンセプトに毎年開催されるアワードだ。応募作品は、世界中から集まる非常にレベルの高いものとなっているとか…。

さっそくデジコロを手にしてまず驚いたのは、その軽さ。近くにちょうど同じくらいの大きさをしたスモモがあったので比べてみたが、デジコロの方が圧倒的に軽い。それもそのはず、この球体の重さは約40gしかないらしい。

アプリを起動したら、iPadの上にデジコロを置く。本体にスイッチなどは存在せず、本当に箱から出して置くだけだ。

コロコロ…

コロコロ…。なんだこの新しい遊びは! デジコロを転がした軌跡に道が描かれ、人がちょこちょこ歩き出したのだ。しかも、手描き風の素朴なテイストと、コマ撮りのような愉快で愛らしい動き…。

そうかと思えば画面の背景色が変わり、道がぐにゃぐにゃになったりシマシマになったり、建物が出てきたり木が生えたり、犬や牛が登場したり…。宇宙になったり線路になったり…。一言でいうと “めまぐるしい” これに尽きる。デジコロを転がすたびにコロコロ変わる画面に、子どもたちも大興奮だ。

指でつついて転がしてもいいし、粘土をこねるように手のひらで押し転がしてもいい。とにかくどのように転がしても、あとは勝手に楽しいアニメーションを見せてくれる。親がやり方を教えなくても、わずか3歳の息子でも感覚的に遊べるほどだ。

背景もアニメーションも、規則性がなく次が全然読めない。そして自分の指先の動き次第で唯一無二の世界が生み出されるので、永遠にコロコロしていたくなる。飽き性の子どもたちでさえ、時間を忘れるほどに熱中できる理由は、きっとそこだろう。まるで自分だけの絵本を作っているような…こんな感覚になれるおもちゃは初めてだ。

もうひとつ「きゃっち虫」というアプリでも遊んでみた。こちらは画面に登場する虫たちを捕まえてポイントをゲットするゲーム。

つまんでポンポンと押すようにしてもいいし…

もちろん転がしてもいい。虫取りが好きな息子たちが、これを見て興奮しないわけがない。虫が苦手な記者は尻込みしてしまうほどに、色も動きもかなりリアルだ。虫をタッチすると点数が表示されるのが俄然やる気につながるようで、タブレットの取り合いになるほどの熱中ぶりだった。

今回は「みちっぽ」と「きゃっち虫」の2つで遊んでみたが、他にもこのように個性的なアプリがたくさん。丸や四角の形をなぞるだけのような簡単なゲームもあるので、3歳くらいからでも十分に遊べる。なにより、回数を重ねるごとに子どもたちのデジコロを扱う手先が様になってきたことにも驚きだった。視覚も感覚も想像力も、存分に刺激を受けたことだろう。

 

デジコロをコロコロして楽しく遊ぼう!

デジタルとアナログって融合できるの? と半信半疑だったが…恐れ入った! iPad上で繰り広げられるアニメーションのデジタル要素と、指先で球体を転がすというアナログな感覚。その両方で生み出される無限の遊びは、永遠に飽きないんじゃないかと思えるほどに楽しくて、デジコロはまさに新感覚の “デジアナ知育玩具” だった。

 

デジコロ本体のボールは軽くて丈夫なので、持ち運ぶ時の取り扱いに気を遣わなくていいのも嬉しい。iPadは親が持ったほうが安心だが、ボールは子どもに持たせてもいいくらいだ。外出先で子どもに動画ばかり観せることに罪悪感を感じているなら、知育玩具のデジコロを強くおすすめしたい!

 

購入はデジコロの公式オンラインショップから。

 

YouTubeばかり観せるより、一緒にデジコロやってみて!