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車の中でひとり泣いていた女性を見かけた親子のやさしさ
 見知らぬ誰かの思いやりが、人の心を大きく動かすことがある。「まだ世の中捨てたものじゃない」と思えるようなやさしさは、世界に存在している。

 Redditに投稿した女性も、最近それを経験した1人だ。辛いことを経験し、駐車場に車を止め1人泣いていた女性は、見知らぬ親子のさりげないやさしさに触れ、心の傷を癒されたようだ。

【車中で泣いていた女性を放っておけなかった見知らぬ親子】

 海外掲示板Redditのユーザーは、見知らぬ人から受けた親切について投稿し、多くの人の心を温かくした。

 その女性は、フローズンヨーグルトの店の駐車場に車を止め、ひとり車中で泣いていたという。

 その時、隣の車に乗っていた10代の少女と父親らしき男性が女性を見ていることに気付いた。女性は、気を取り直してフローズンヨーグルトを買いに店に行くため車から出た。

 駐車場に戻って来た時には、隣の車はなくなっていたが、女性の車のドアハンドルに何かが挟まれてあった。

 それは、ちぎった紙と1枚の10ドル(約1100円)札だった。紙には少女が書いたとみられる手描きのメッセージがこのように綴られてあった。

フローズンヨーグルトを私たちにご馳走させて下さい。
あなたにとって、明日が今日より良い1日になりますように。

人間まだまだ捨てたもんじゃない。感動した女性

 メモの最後にはハートマークが添えられてあり、見知らぬ親子からのやさしさを目の当たりにした女性は、とても感動したという。
この日、私はちょっと辛いことがあって、泣かずにはいられませんでした。車の中でポッドキャスト『Finding Fred』を聞いていたのですが、この日のエピソードはちょうど、やさしさや共感、互いの思いやりについてでした。

それを聞いていた私は、「どれだけ人にやさしくしても、ほとんどそれが自分に返ってくることはない。なぜなんだろう」と悩んで泣いていたのです。

でも、数時間後まさにこの出来事が起こりました。

世界に少し希望が持てると感じました。人間まだまだ捨てたもんじゃない。世の中はそんなに悪い場所ではないのだと。

私は経験した苦しみに縛られていましたが、見知らぬ親子のやさしさは私の苦しみを和らげ、心を溶かしてくれました。


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pixabay

 女性の投稿を見た人からは、「明日はもっといい日が来ることを願っているよ。きっと物事は、良くなるよ」「私も機会があればその親子のように他人にやさしくしたい」「女性の気持ちが大きく和らいだだけじゃなく、他人にやさしくした父親も自分の娘に貴重なレッスンを教えることができ、また娘も思いやりの心を学んだ。1つの出来事に関係した人全ての気持ちが良くなったというのは素晴らしいことだ」といった声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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