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マッチングアプリで知り合った男性と初めてのデート。男性は母親の遺灰を小びんに入れて持ってきた
 今や、マッチングアプリを介して運命の人に出会うというケースは決して少なくはなく、真剣に将来の伴侶を求める人、カジュアルな恋愛を楽しみたい人にとってアプリは便利なツールだろう。

 だが様々な想定外の出来事があるようで、マッチングアプリ『Tinder(ティンダー)』を介して知り合った男性と初めて会った日の恐怖体験をある女性が海外掲示板でシェアした。

 女性の自宅に呼ばれたその男性は、亡き母親の遺灰を入れた小瓶を持ち、ネックレス、ペンダントを身に着けてやってきたのだ。

【マッチングアプリで知り合った男性を自宅へ招待】

 Redditに寄せられた匿名女性の投稿によると、女性はデートアプリ『Tinder』で知り合った男性としばらくチャットを楽しんでいて、いよいよ初顔合わせをするタイミングとなったという。

 そこで、女性は男性を自宅バーベキューに招待した。

 男性は約束の時間にかなり遅れて到着し、「何度も君の家の周りを車で回って、やっぱり帰ろうかと思ってた」などと言い、女性はちょっと驚いたという。
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photo by Pixabay

 家に招かれた男性は、初対面の女性に対し、家族に起こった出来事などを、一方的に自分のことだけ話し続けた。

 男性は、バーベキューのために食料を持ってきたが、自分で食べるだけで、それを女性に分けてあげるようなことはなかった。

 この時点で既に、女性の中には男性に対して不信感が芽生えたことだろう。しかし決定的なことがこの後に起きる。

母親の遺灰の入った小瓶やネックレス、ペンダントを見せつける男性

 男性は、座るように女性をうながした。すると、ポケットから5cmほどのコルク蓋の小瓶を取り出し「亡くなった母親の遺灰が入っているんだ」と言って見せたのだ。
中は真っ黒なパウダーのようなもので満たされていました。「君を母に紹介したい」と、母親の遺灰を見せられた私は、こんな時どんな表情をすればいいのか?この場にとどまるべきか、逃げ出すべきか、わけがわからずただ彼を見つめていました。
 恐怖で固まる女性を目の前にして、男性はこのように続けた。
僕は、母を自分の人生の重要なイベントに連れて行くのが好きなんだ。僕が着けているこのネックレスにも、この指輪にも、母の遺灰が入っているんだ。そして、このタトゥーも母のことを想って彫ったんだ。

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photo by iStock

女性、男性の行動に恐怖を感じる

 初デートで、しかもバーベキューを楽しもうという状況の中で、母親の遺灰グッズを持ち込み、このような言動をした男性に対し、女性が困惑かつ恐怖を感じるのはおかしいだろうか?

 Redditで、女性はこのように語っている。

私自身、これまで多くの近しい人を喪いました。悲しみの表現方法は人それぞれで、私はそれに対して偏見を持ってはいません。

でも、初対面で初デートという状況で、亡き母親の遺灰を持ちこみ、相手宅のテーブルに置くということは私にはできません。

 ハンバーガーを食べ終えた男性に、女性は「この後仕事を終えなければならない」と言い訳をして男性を帰した。

 しかし、男性は車に乗り込む前に「母は本当にあなたを気に入っていたよ。また会えるのが待ちきれない」と女性にメッセージを送って来たという。

 これに対し、「私にはあなたとの出会いにピンとこなかった」と女性は伝えたそうだ。

 女性のこの投稿に対し、ユーザーらからは「これはちょっと男性がやり過ぎだね」「生身の母親を初デートに連れてくるよりマシと言えばマシかも」「いくら緊張してるからっていっても男性の言動は非現実的過ぎる」「男性はあなたの住所を知っているから結婚するか引っ越すかどちらかにした方がいい」といった声が寄せられている。

Top image:Go to Louis Hansel/Unsplash / written by Scarlet / edited by parumo

 
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