先週開幕したブンデスリーガ。王者バイエルンボルシアMG引き分けライプツィヒが格下マインツに敗れる番狂わせがあった。一方でドルトムントフランクフルトに快勝スタートとしている。そしてシュツットガルトのMF遠藤航が開幕ゴールを決め、チームを勝利に導いている。迎える第2節、金曜にライプツィヒvsシュツットガルトが行われる。

昇格組グロイター・フュルトとの開幕戦。オリンピックを戦い終えた遠藤航が先発し、先制ゴールを挙げた。そこから勢いに乗ったシュツットガルトは5ゴールを挙げ、大勝スタートとしている。昨季デュエル勝率1位を記録した遠藤航は、開幕戦でも持ち味を発揮し、チームを勝利に導いた。強豪ライプツィヒ戦でも存在感を放てるか。

一方、格下マインツとの開幕戦を落としてしまったライプツィヒ。ナーゲルスマン監督が去り、マーシュ監督を迎えての初陣だったが、良いところなく敗れてしまった。新戦力のFWアンドレシウバも不発に終わったが、切り替えてシュツットガルト戦では勝ち点を奪えるか。

続いて日曜に登場するバイエルン。開幕戦のボルシアMG戦では立ち上がりの不安定さを突かれて失点し、相手GKゾンマーの再三のファインセーブによって引き分け止まりとなってしまった。それでも、17日に行われたDFLスーパーカップではFWレヴァンドフスキドッペルパックの活躍などでドルトムントを3-1で破り、ナーゲルスマン体制初勝利と共に初タイトルを獲得。15日に逝去したレジェンドゲルト・ミュラー氏への追悼ムード漂うホーム開幕戦では格下ケルンをきっちり叩いて公式戦連勝を飾るとともに、偉大な先達に白星を捧げたい。

ライプツィヒバイエルンとは対照的にリーグ戦では最高のスタートを切ったドルトムントは、土曜にフライブルクとのアウェイ戦に臨む。怪物FWハーランドが2ゴール3アシストと圧巻のパフォーマンスを見せ、フランクフルトを粉砕した。前述の通り、DFLスーパーカップでは守備のミスが重なり、今季公式戦初黒星を喫したが、早くもローゼ監督が標榜するアップテンポなサッカーは披露できており、負傷者続出の最終ラインを修正しつつフライブルク戦でも開幕戦の再現を狙いたい。

開幕戦では遠藤航以外の日本人選手は厳しい戦いを強いられた。フランクフルトのMF鎌田とMF長谷部は共に先発したが、前述のようにドルトムントの前に粉砕されてしまった。そのフランクフルトはアウグスブルクとのホーム戦に臨む。グラスナー監督を迎えたフランクフルトはこれでDFBポカールに続き、公式戦2連敗スタートとなってしまった。鎌田と長谷部に関してもチャンスを貰っている段階で何とか結果を残したいところ。アウグスブルク戦は必勝を期したい。

開幕戦では好機を決めきれなかったビーレフェルトのMF奥川。ただ、シュートシーンまでは行けており、パフォーマンス自体は悪くなかった。そのビーレフェルトはグロイター・フュルトとのアウェイ戦となるが、残留を争うことになりそうな相手だけにここは勝利しておきたい。奥川のゴールに期待だ。

ボーフムのFW浅野は早い時間帯で味方が退場したこともあり、ヴォルフスブルク相手に終始劣勢を強いられた。右MFでのプレーとなった浅野は守備に追われて存在感を放てなかったが、ライプツィヒ相手に金星を挙げたマインツ相手に浅野は攻撃面で違いを生めるか。

そして3季ぶりの1部挑戦となったウニオン・ベルリンのMF原口はレバークーゼン相手に勝ち点1獲得に貢献。相手との力関係もあって攻撃面ではさほど見せ場を作れなかった原口だが、相変わらずのハードワークで守備面でチームを助けた。そのウニオンは初参戦のヨーロッパ・カンファレンスリーグでも快勝。中2日でのホッフェンハイムとのアウェイ戦となるが、勝利を掴めるか。ベンチ外だったMF遠藤渓太に出番は回ってくるか。

ブンデスリーガ第2節
▽8/20(金)
《27:30
ライプツィヒvsシュツットガルト

▽8/21(土)
《22:30》
ボーフムvsマインツ
ヘルタ・ベルリンvsヴォルフスブルク
フライブルクvsドルトムント
フランクフルトvsアウグスブルク
グロイター・フュルトvsビーレフェルト
《25:30》
レバークーゼンvsボルシアMG

▽8/22(日)
《22:30》
ホッフェンハイムvsウニオン・ベルリン
《24:30》
バイエルンvsケルン

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