東京2020聖火リレー公式アンバサダーを務めたお笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけし8月21日にブログを更新し、20日に行われた東京2020パラリンピック聖火リレーの集火式で役目を終えたことを報告して「打ち上げもできず、このチームが解散なのは残念ですが…」と胸中を吐露した。さらにこれまでの活動で多くの政治家と話す機会があったことに話題を転じると、「もっとユーモアがあればギスギスしないのではないか」とお笑い芸人ならではの妙案を明かして読者の共感を呼んだ。

20日に迎賓館赤坂離宮で行われたパラリンピック聖火リレーの集火式には、2019年から活動してきた聖火リレー公式アンバサダーの野村忠宏、田口亜希、石原さとみサンドウィッチマン伊達みきお富澤たけしが出席した。富澤はブログで「打ち上げもできず、このチームが解散なのは残念ですが、色々な意見もあるオリンピックパラリンピックで、引き受けた自分たちの責務は、ふざけながらではありますが全うできたのかな、と思います」と綴っている。サンドウィッチマンはアンバサダーとして活動するなか、たびたびユーモラスなコメントで笑いを誘って話題になった。

富澤はさらに「この大役を引き受けて沢山の政治家の皆さんともお話しました」と切り出し、政治家の「国を背負う」立場を理解したうえで「もう少しその場でつっこめる人やユーモアな空気があれば、ギスギスせずに穏やかになるのになぁ」と持論を展開。国会や記者会見で政治家や記者とは別に“ツッコミ”役がいたらいいのではないかと提案した。政治家の問題になりそうな言動に対して横から「いや、それ問題発言だろ!」、「お前が言うな!」、「何寝てんだよ!」、「金メダル食おうとすんな! きたねーな!!」などとツッコむというのだ。妙案を思いついた富澤は、「頭をひっぱたいとけば和やかに、その場で事が治まる気がしました」と結んだ。

そんな富澤の提案に、読者から「そうですね! 皆ユーモアがあれば世界平和にも繋がりますね!」、「こういうギスギスとした感じの時代だからなかなか言えないのかもしれませんが、確かに和ます感じの人がいないのも事実かもね」、「本当に政治家の方々、突っ込みどころ満載ですよね…。わざと突っ込んでほしくてやってるのかと思うぐらいなんだな~」といった声があるなか、「富澤さんが菅総理や小池都知事の会見中にとなりで『ちょっと何言ってるかわかんない』ってボケていただくといいな」とイメージを膨らませる人も見受けられた。

サンドウィッチマンは2019年8月にNHKホールで開催されたイベントに聖火リレー公式アンバサダーの面々と参加しており、『チコちゃんに叱られる!』のキャラクター・チコちゃんとも対面した。伊達みきおは当時のブログで、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長がチコちゃんに歯が1本しかないのを見て「チコちゃんはまず歯医者に行った方がいいな」とアドバイスしたことを明かしていた。森会長とは五輪関係やラグビー関係のイベントで会うことが多く「いつも我々を気に掛けて頂き、必ず色々とお話をして下さいます」という。

NHKの『サンドのお風呂いただきます』をよく見るという森会長から、番組でタオルを巻いたまま湯船につかることについて「子供達が真似するかも知れないから気を付けて」と言われ、伊達は「確かに! 我々もその通りだと思います!」と応じたそうだ。森喜朗氏は今年2月に女性蔑視発言問題を巡って組織委会長を辞任したが、もしサンドウィッチマン問題発言の場にいたらうまいことツッコんでくれたかもしれない。

画像2、3枚目は『サンドウィッチマン 伊達みきお 2019年8月26日付オフィシャルブログ「チコちゃんに叱られました…。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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