リヴァプールが、FWモハメド・サラーエジプト代表メンバー招集を拒否したようだ。イギリス紙『ガーディアン』伝えている。

 リヴァプールは、サラーイギリスに帰国する際に検疫上の制限を受けることを理由に、ワールドカップ予選を戦うエジプト代表からの招集を拒否したという。現在同クラブは、欧州クラブ協会の他の会員クラブとともに、イギリスの定めるレッドリスト国から帰国した選手に義務付けられている検疫規則の免除を求めている。しかし、リーグと政府の間で合意に至らず、サラーエジプトプレーした場合、10日間の隔離期間が設けられることになり試合に出場することができなくなるため、エジプトサッカー協会に対し、招集を拒んでいるようだ。

 なお、エジプト代表は9月にワールドカップの2次予選を2戦控えているが、2戦目のガボン代表戦はガボンで行われ、同国がリストに入っていないため、2戦目からは送り出す姿勢を見せている模様だ。

 また、同紙によるとGKアリソン、MFファビーニョ、FWロベルト・フィルミーノの3人も、ブラジルがレッドリストに入っているため、同様の状況にいるようだ。ブラジル代表は9月のインターナショナルマッチウィークアルゼンチン代表、チリ代表、ペルー代表と対戦するが、ブラジルを含めた4カ国がすべてレッドリスト入りしているため見送る可能性が高まっている。

エジプト代表FWモハメド・サラー [写真]=Getty Images