東京オリンピック・男子シンクロ高飛び込みで金メダルを、高飛び込みで銅メダルを獲得したトム・デイリー選手(27)が、児童文学作家としての新たなキャリアを歩む予定と報じられた。トムは今年10月に初の回顧録を出版予定で、すでに予約が殺到している。1児の父親でもあるトムの子供向け本の執筆に多くの出版社が興味を示しており、今後は話し合いを進めていくという。

『The Sun』が現地時間22日、トム・デイリー選手がいくつかの出版社とミーティングを行い、本の執筆の見通しについて話し合っていくことを伝えた。

同メディアの情報筋は、東京オリンピックで金&銅メダルを獲得したトムが「何千人もの若者から尊敬され、思いやりがあり、意欲的で才能がある人物であることを証明した。子供向けの本を執筆するというアイデアが出た時には、出版社から多くの関心を集めた」と明かした。

トムは今年10月、初の回顧録『Coming Up For Air(原題)』が出版される予定だ。英アマゾンでは予約が殺到していることから、ベストセラーになることが期待されている。そのため多くの出版社が、彼による子供向け書籍の制作に興味を示したという。

同じ人物は「来月には出版社とのミーティングが立て続けに予定されており、トムの著作物担当エージェントが可能性について話し合うつもりだ」と言い、「トムには大きな魅力がある。スポーツ界での素晴らしいキャリアのおかげで、誰もが知る有名人となった」と述べた。

トムは夫で映画監督のダスティン・ランス・ブラック氏との間に代理母によりロビーくん(3)をもうけており、自身のInstagramではロビーくんと一緒に過ごす様子をたびたび披露している。

同じ情報筋は「東京オリンピックで活躍したことで、彼の存在感がよりいっそう引き立った」と述べた後、父親として奮闘するトムについて「周囲の人々は、トムが子供向けの本を制作するのは素晴らしいステップだと考えている。彼自身が父親であるため、子供達が好きなものや、何が良いのかを知っている」と語り、こう続けた。

「それに本を通してより多くの子供達にインスピレーションを与え続けるのは、とても魅力的なことだ。トムは多忙を極めているが、彼のチームはこの件に関してトムに真剣に考慮して欲しいと考え、大成功を収めることを見込んでいる。」

東京オリンピックの男子シンクロ高飛び込みで金メダルを獲得したトムは、記者会見で自身がゲイであることについて語り、若い世代のLGBTQ+に向けて「どんなことでも成し遂げられる」と励ましの言葉を送っていた

そんなトムは選手としての活躍以外にも、観客席で得意の編み物をする姿がメディアで大きく取り上げられた。自身の編み物を披露するInstagramアカウントでは、大会中に編んだ友人の愛犬用セーターや、東京オリンピックを記念するカーディガンなどを公開、ファンからは「素晴らしい技術!」と称賛の声が寄せられた。

また男子高飛び決勝で銅メダルを獲得後には、息子ロビーくんが自宅で応援する様子を夫ダスティンさんが公開し、多くのフォロワーを感激させていた。

画像は『Tom Daley 2021年8月7日付Instagram「MY TWO MOODS…MY 4th OLYMPIC MEDAL!」、2021年2月21日付Instagram「A SUNDAY STROLL…」、2021年8月21日付Instagram「Excited to share the FINAL cover for #ComingUpForAir, coming out 14th October.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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