今週末のリーグ戦を終えるとインターナショナルマッチウィークに突入するが、プレミアリーグの諸クラブは所属選手の派遣に難色を示しているようだ。イギリス『サン』が伝えている。

新型コロナウイルス禍において、イングランドでは各国毎に入国規制をかけており、感染状況に応じてグリーン、イエロー、レッドとレベル分けしている。

最も規制の厳しいレッドリストの国は、入国時に10日間の隔離期間を設ける必要があり、もちろんサッカー選手にも適用される。

そのレッドリストにはブラジルやアルゼンチンなど南米の国々の他、エジプトなどのアフリカ諸国が多く分類されており、多数の南米選手やアフリカ選手が活躍するプレミアリーグでは、クラブによって大打撃を受けることになる。

特にリバプールでは、エジプト代表FWモハメド・サラーをはじめ、ブラジル組のGKアリソン・ベッカー、MFファビーニョ、FWロベルトフィルミノなど主力が多く、今回の招集を拒否する姿勢を取っているとのこと。イギリス『サン』によれば、すでにブラジルサッカー連盟(CBF)にその旨を伝えたという。

また、ブラジル代表のGKエデルソンやFWカブリエウ・ジェズスを抱えるマンチェスター・シティや、MFジオバニ・ロ・チェルソとDFクリスティアン・ロメロと2人のアルゼンチン代表が在籍するトッテナムも、代表派遣を阻止したい構えのようだ。

現在プレミアリーグイングランドサッカー協会(FA)の各会長は政府と権益の免除について話し合いを行っている模様。今年2月までは、同様の自己隔離は免除されていたという例はあるが、果たして。

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