新型コロナウイルスの感染拡大によって県をまたぐ移動が厳しくなる中、報道機関などでも被災地の現状をつぶさに伝えることが難しくなっています。災害支援を専門とする一般社団法人 ピースボート災害支援センター(東京都新宿区、以下「PBV」)では、8月31日(火)に被災地の支援現場の声を届けるために「PBV緊急支援オンライン報告会 2021年7月熱海市土砂災害 & 8月佐賀県大町町豪雨災害」を緊急開催します。



2021年夏。新型コロナウイルス感染症が爆発的に広がるなか、7月から8月に記録的な大雨によって全国各地で大規模な水害が発生しました。7月には梅雨前線の影響により全国1都23県で土砂災害、家屋の浸水などの被害がありました。特に、静岡県熱海市では、大規模な土石流が発生し、市街地を含む131軒の家屋が被害を受けました。ピースボート災害支援センター(PBV)では、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の要請を受け、JVOAD避難生活改善に関する専門委員会の一員として活動を行ってきました。特に指定避難所となったホテルにて、行政機関や社会福祉協議会などと連携し、支援調整や避難所から次の住まいへの移行期課題に取り組んできました。

熱海市土石流被害の様子(2021年7月15日PBV撮影)


そして、8月にはいり、またしても大規模な豪雨災害が発生。気象庁では、九州を中心に西日本などで大雨特別警報を発表し、複数の自治体で緊急安全確保が発令されました。佐賀県では、2年前に発生した九州北部豪雨の復旧・復興に向かって再建を行っているなかでの被害となりました。PBVでは、2年前に実施した支援活動の繋がりから佐賀県大町町にスタッフを派遣して支援活動を開始しています。ようやく再建したばかりの自宅が浸水し、徒労感を抱えている住民もいます。一方で、前回の豪雨災害の経験を活かした支援体制を地元の行政や地域組織を中心に構築しつつあります。

佐賀県大町町で職員と協議(2021年8月20日PBV撮影)


全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での支援活動です。昨年、PBVでは2020年7月豪雨で被害を受けた熊本県球磨村・人吉市にてコロナ禍における避難所運営支援や災害ボランティアセンター運営支援に携わってきました。それらの支援経験も活かし、感染拡大予防に努めながら活動を行っています。被災地の現状をお伝えするために、8月31日(火)にオンライン報告会を緊急開催します。報道関係者の皆さまにも現地の様子を知っていいただく機会になりますので、是非、ご参加ください。


【緊急支援オンライン報告会概要】
日時:2021年8月31日(火)19:00~20:00
場所:オンライン開催(事前申込み制)このオンライン報告会は「Zoom」を使用して行います。

内容:
(1)2021年7月豪雨 熱海市土砂災害支援  避難所支援調整・移行期課題への取り組み
(2)2021年8月豪雨 佐賀県大町町支援 先遣報告

司会進行:PBV理事・事務局長 上島 安裕
報告者 :PBV 現地コーディネーター・JVOAD避難生活改善に関する専門委員 辛嶋 友香里

定員:100名
参加費:一般:500円 / PBVサポート会員・お互いさまサポーター:無料 
※参加費は活動費として大切に活用させていただきます。

<申込方法>
報告会の詳細・お申込はこちらのWEBぺージからお願いします。
https://pbv.or.jp/workshop/20210831_event



◆一般社団法人 ピースボート災害支援センター(PBV)
ピースボート災害支援センターは、東日本大震災を受けて「人こそが人を支援できる」を理念に2011年4月に設立。以降「国内外の災害救援」「防災・減災への取り組み」を中心に活動を行っています。これまでに海外31ヶ国、国内54地域での被災地支援を実施、延べ10万人以上のボランティアをコーディネートしてきました。その経験をもとに平時には様々な形で防災減災の取り組みを行っています。


【本プレスリリースの問い合わせ先】
一般社団法人 ピースボート災害支援センター(PBV) 担当:小林深吾
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-13-1-2F-A
TEL:03-3363-7967(11:00-16:00/土日祝定休)
E-mail:kyuen@pbv.or.jp / WEB:https://pbv.or.jp

配信元企業:一般社団法人ピースボート災害支援センター

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