アルプス システム インテグレーション(ALSI)は、ネットワーク間のファイル受け渡しのセキュリティを強化した情報漏えい対策シリーズの新バージョン「InterSafe ILP Ver.7.6」の販売を8月24日に開始した。

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 今回のバージョンアップでは、ネットワーク間の安全なファイル受け渡し時の運用効率化と個人情報管理強化を実現した。主な新機能として、ファイル転送や外部デバイスでファイルの持ち出しを申請する際に対象ファイル内の個人情報マイナンバー情報の有無を自動でチェックする。ファイルに個人情報マイナンバー情報が含まれていない場合は自動で承認され、含まれていた場合には申請を自動で却下もしくは承認者によるチェックを行う。

 ファイル転送や外部デバイスでファイルの持ち込みを申請する際、ファイルが無害化されて安全性が担保されている場合は承認者の確認なしに自動で承認される。承認プロセスを簡略化し、スピーディーに申請処理を進めることができる。

 また、1台のPCで簡易的にインターネット分離環境を構築できるソリューション「InterSafe SecureSwitch」を、ファイル転送システム「InterSafe FileTransporter」と連携し、インターネットからダウンロードしたファイルを組織内環境へ受け渡しできるようになった。受け渡しの際は、ファイルを無害化することでマルウェア感染を防止する。

 なお、ALSIではInterSafeシリーズをさらに多くの人々に利用してもらうため、製品ロゴをリニューアルし、8月24日から使用している。新しいロゴは「自由な展開で形にとらわれない」をコンセプトに、確かな技術をコアに持ちながら、さまざまな状況や環境に適応し、自由自在に形状を変えてユーザーとのオンリーワンの関係性を築いていく、という意味を込めている。正方形のパーツが堅実なイメージを、液状に変化するパーツがシーンや用途、目的に応じて自在にフィットさせることができるという柔軟なサービスを表現している。

ファイル持ち出し申請時の個人情報自動チェック