【グラミー賞】にノミネートされた『ザ・ウォーターフォール』から6年、マイ・モーニング・ジャケットのニュー・アルバムが完成した。恒久的な休止を乗り越えて、リリースされる自身9枚目のセルフタイトル作となる。

 マイ・モーニング・ジャケットは、米ロック界の中でも最も重要なバンドの一つとしての地位を、長年維持してきた。スリルのある折衷的なサウンドで、この米ルイビルのバンドは、主流のポップ・カルチャーの一歩先を行き、革新への本能に従うことによって、全時代のミュージシャン達に影響を与えてきた。

 2021年10月22日に発売されるセルフ・タイトルとなる9枚目のアルバムで、マイ・モーニング・ジャケットは愛される所以となったその魔法を再確認し、全ての曲に発見、啓示、恍惚としたカタルシスの瞬間を埋め込んだ。米カリフォルニア州ロサンゼルスのスタジオ、64 Soundでの2週間にわたるセッションで、ジム・ジェームズがプロデュース/エンジニアリングしたこのアルバムは、バンドの恒久的な休止の後に生き返った。「また別のレコードを作るかどうかはわからなかった。長い間、僕は燃え尽き症候群であった。もうやりたいかどうか確信が持てなかった」とジェームズは認める。しかし、2019年の夏の4つのショーの後に生まれた、バンド続けたいという衝動が、こうした状況を打ち負かした。

 マイ・モーニング・ジャケットはこれまでに8枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。2008年の『Evil Urges』、2011年の『Circuital』、2015年の『The Waterfall』は【グラミー賞】の<ベスト・オルタナティヴ・アルバム>にノミネートされている。2020年の夏には目下の最新作『The Waterfall II』をサプライズ・リリース。『The Waterfall』と同時期に既にレコーディングされていたこのアルバムからは、シングル「Feel You」がヒットし、Triple AとBillboardのAdult Alternative Songsでバンド史上、初めて1位を獲得した。

 現在、アルバムより「Regularly Scheduled Programming」のビデオが公開されている。

◎リリース情報
アルバム『マイ・モーニング・ジャケット』
2021/10/22 RELEASE
ATO0573CDJ
<トラックリスト>
1. Regularly Scheduled Programming
2. Love Love Love
3. In Color
4. Least Expected
5. Never In The Real World
6. The Devil’s In The Details
7. Lucky To Be Alive
8. Complex
9. Out Of Range, Pt. 2
10. Penny For Your Thoughts
11. I Never Could Get Enough

マイ・モーニング・ジャケット、10月発売のニューALから先行シングル「Regularly Scheduled Programming」を公開