片桐はいりが9月15日(水)にスタートするドラマ「東京放置食堂」(毎週水曜深夜1:10-1:40、テレビ東京系)で主演を務めることが分かった。同作は、人を裁くことに疲れた元裁判官の主人公(片桐)が、東京の「大島」で育まれる人間模様や、魅力的なグルメと触れ合っていくという人情味あふれる“島ドラマ”となっている。片桐は、自身の演じる真野日出子というキャラクターについて「ちょっとおせっかいで昔かたぎの説教ずき。自分も“さまよい中”なのに、ちょっと良いこと言ったりします」と印象を明かしている。

【写真を見る】居酒屋店主・小宮山渚を演じる工藤綾乃

今回、片桐は連続ドラマ初主演。共演は「死役所」(2019年、テレビ東京ほか)などに出演する若手女優の工藤綾乃。工藤は、祖父から受け継いだ居酒屋「風待屋」を1人で営む寡黙な若い店主・小宮山渚を演じる。また、個性豊かな島民を与座よしあき、松川尚瑠輝、梅垣義明が演じる。

■真野日出子役・片桐はいりコメント

ひょんなことから裁判官を辞めて、伊豆大島の食堂に流れついた夜ドラヒロインに任命されました。

ちょっとおせっかいで昔かたぎの説教ずき。自分もさまよい中なのに、ちょっと良いこと言ったりします。

ほったらかしの魅力があふれた大島で、島の仲間やびっくりするようなゲストの方々とすったもんだをくりひろげます。週の半ばの真夜中にほんのひと時、都内にある最果て島にご一緒できれば幸いです。

■寺原洋平プロデューサーコメント

以前、自社の番組で「逆向き列車」という会社員が当日に有休をとって普段乗っている逆の方向の電車に乗るという番組があったのですが、逆向きでも飽き足らない衝動を抱えている人はどうすれば良いのかとずっと疑問を感じておりました。

竹芝からたった1時間45分で行ける東京アイランド「大島」、今回とうとうその答えを見つけてしまいました。大島の小さな港にある片桐はいりさんが働く居酒屋。そこには衝動を抑えきれなかった現代人が訪れます。

水曜の深夜、このドラマで実現可能な究極の現実逃避に癒されてください。そして、自分も明日の用事を全てキャンセルして、大島に行ってしまいたいという背徳の衝動にあらがってください。9月15日(水)「有給休暇テロ」系ドラマがいよいよスタートです。

■アベラヒデノブ監督コメント

東京島の風に呼ばれ、真っ黒黒な砂浜の中で「片桐はいりさん版・朝ドラ(25時~放送)」は始まった。

風に吹かれ、圏外に断たれ、撮影は猛進中だ。だが時折、ふとえたいの知れない安心感、に包まれる瞬間がある。ここは、放置された東京。頭をうなだれても、上げても良い。自分と再会できる島…なのか?!

■ドラマ「東京放置食堂」ストーリー

東京生まれ・東京育ちの主人公・真野日出子(片桐はいり)は数多くの被告人を裁き更生させてきた、曲がったことが大嫌いな初志貫徹の元裁判官。これまで、裁判官として幾度なくキャリアを重ねてきた彼女だが、人を裁くことに疲れてしまい、退官を決意する。

そして、あることをきっかけに日出子は東京から120キロ南の太平洋に位置する「大島」へやってくる。そこで日出子は、島で生まれ育った小宮山渚(工藤綾乃)と出会い、ひょんなことから、渚が祖父から受け継いだ居酒屋、「風待屋」を手伝うことに。

いつからか、そんな居酒屋に人生に悩みを抱える客が顔を出すようになる。東京にある島だからこそ交差する人間模様と、「大島」だからこそ振る舞えるグルメがじんわりと優しく繰り広げられる島の物語。

片桐はいりがドラマ「東京放置食堂」の主演を務めることが決定した/(C)「東京放置食堂」製作委員会