9月3日(金)に全国公開される映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の日本版声優トーク・イベントに、本作の主人公、シャン・チーの声を担当する細谷佳正、シャン・チーの妹、シャーリンの声を担当する内田真礼、シャン・チーの親友・ケイティの声を担当するニケライファラナーゼが登壇。公式SNSで募集したマーベル映画ファンからの質問に回答した。また、マスコミ向けに行われたイベント後半には、マーベル・スタジオ作品の大ファンだという「東京2020 オリンピック」柔道100kg級金メダリストウルフ・アロン選手が特別ゲストとして登場。

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さらに、「東京2020 オリンピックスケートボード男子・金メダリストの堀米雄斗選手、「東京2020 オリンピックスケートボード女子・金メダリスト西矢椛選手からも、スペシャル動画メッセージが到着した。

シャン・チー/テン・リングスの伝説」は、「アイアンマン」や「アントマン」にも登場した犯罪組織“テン・リングス”に絡んだ新ヒーロー誕生を描く格闘アクション。

アメリカ・サンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らすシャン・チー(シム・リウ)は、悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓っていた。しかし、悪に染まった父・ウェンウー(トニー・レオン)が伝説の腕輪“テン・リングス”を操り、世界を脅かす時、自らの力を解放し宿命の敵となった父に立ち向かう。

■貴重な収録現場でのエピソードが飛び出す!

ファンからの質問は、「シャン・チーは父親による厳しい訓練によって鍛え上げられていきますが、ご自身にとって『鍛えてもらった』と言える師匠はどなたですか?」というもの。

細谷は「よく吹き替えのディレクターをされている神尾千春さん」と明かし、自身と神尾ディレクターとの間で交わされたエピソードを語った。また、内田は高校時代に所属していたという演劇部での思い出を振り返り、現在の自分にも当時の経験が生きていると告白。

また、ニケライは今作の吹き替え版でディレクターを担当している方を挙げ、「(今作の)全体の収録の一発目が私だったということもあって、余計と緊張していたんですけど、そのディレクターさんが『そのまんまやりなさい』って言ってくださって、それで緊張がほどけて、私ができる最大限を発揮できました」と、吹き替え現場での貴重な裏話を明かした。

最後に、ファン向けて細谷は「オーディションからアフレコまでいろんな思いがあったんですけど、先日、吹き替えのキャストが発表された時に、『盤石のキャストだ!』とか、『声優さんになってうれしい』とか、好意的なご意見をたくさんいただけて、光栄でうれしく思っています。その皆さんの期待に応えられるような非常に面白い作りになっている映画になっていますので、ぜひ公開を楽しみにしていただけたらなと思っています」とメッセージを贈った。

ウルフ・アロン選手が“マーベル愛”を告白

イベント会場に登場したウルフ選手は、「僕は本当にマーベルスタジオが大好きで、オリンピックに向けてもマーベルの映画やドラマを見ながら気持ちを高めていました」と、熱い“マーベル愛”を告白。

続けて「どんな時に見て、どんなところが好き?」と尋ねられると、ウルフ選手は「内容も全部好きなんですけど、ヒーロー一人一人に人間的な悩みがあったりして、僕自身も共感できる部分が多くて、そういうところが見ていて楽しいなって思います」と、回答した。

さらに、「もしシャン・チーと戦うことになったら、どんな戦いに?」という質問にウルフ選手が、「柔道のルールであれば勝てると思うんですけど…」と答え始めると、細谷もその考えに思わず「すごい!」と反応。続けて、ウルフ選手が具体的な技などを挙げ、実践を想定した勝負を語ると、細谷も「いろんな視点で見るんだなって思って(笑)」と、衝撃を受けていた。

そんなウルフ選手にとってのヒーローは「キャプテン・アメリカ」。「考え方がすごいヒーローで、自己犠牲の精神の塊なんですよね。ヒーローって強さじゃなくて、考え方の中にあると僕は思っているんです。それを体現している人がキャプテン・アメリカだと思っていて、この人に少しでも近づけるようになれたらなって、思っています」と、ウルフ選手は熱く語った。

イベントには堀米選手、西矢選手の動画メッセージも到着。イベント会場と同様に「あなたにとってのヒーローとは?」と、質問を受けた堀米選手は「心の強さ」と回答。また、西矢選手は「困っている人を助けて笑顔にする人」と答え、細谷や内田も2人からのメッセージに深く共感していた。

最後にウルフ選手は「このシャン・チーは、新しいマーベルの幕開けとして、これまでマーベルを見てきた方たちも、これからマーベルをみたいと思っている方たちにもおすすめの映画です」と、映画をアピールした。

細谷佳正&内田真礼&ニケライファラナーゼが作品の魅力を語る!/9月3日(金)劇場公開(C)Marvel Studios 2021 All rights reserved.