パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、去就が騒がしいフランス代表FWキリアン・ムバッペ(22)について言及した。スペインマルカ』が伝えた。

予てからマドリーへの移籍が噂されていたムバッペ。今夏も移籍の噂があった中、ムバッペが残り1年となっているPSGとの契約延長に合意しないことから、マドリー移籍が過熱していった。

スペイン『El Chiringuito』は24日に独占情報としてマドリーPSGに対して最初のオファーを提示したと報道。その金額は、1億6000万ユーロ(約206億3300万円)とされたが、PSGはこれを拒否した。

さらに、レオナルドSD(スポーツ・ディレクター)が「彼が去りたいのならば、我々は彼を引き留めないが、それは我々の条件に基づいたものだ」と移籍を容認する発言をするも、「PSGが求める条件を満たした場合のみ」とコメント。PSGの要求額については、2億2000万ユーロ(約285億円)と報じられた。

その報道を受け、マドリーが1億8000万ユーロ(約233億円)のオファーを出したとフランス『ル・パリジャン』が報道。本気で取りに行く姿勢を見せることとなった。

それを受け『マルカ』がアル・ケライフィ会長に突撃。「その話はするが、今はその時ではない」とコメントされたが、チャンピオンズリーグ(CL)の組み合わせ抽選会の終了後にコメント。クラブのスタンスは変わらないと語った。

「クラブのスタンスは明確で、何も変わっていない。全てが同じままだ。我々はそれを変えることもないし、繰り返して話すこともない」

また、レオナルドSDの発言についてもコメントし、チームのスタンスを明確にしてくれたと語った。

「我々は何も変わらない。我々の状況や考えていることを議論する上で、レオナルドはとても明確に説明してくれた」

「今でも同じように考えており、これからも変わっていくだろう」

ムバッペを手放す可能性はあるものの、それは条件が満たされた時のみであることを強調したPSGマドリーが本気でムバッペを今夏獲得するつもりなら、要求する条件を全て飲む必要があるようだ。

なお、もう1人移籍先の候補として浮上していたユベントスポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド (36)については「我々は彼を獲得するつもりは全くない」と完全否定。そもそも獲得する意思が全くないことを強調した。

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