柳内大樹の漫画『軍艦少年』を原作とした実写映画が12月10日より公開されることが決定。劇団EXILEの佐藤寛太が主人公・坂本海星役で出演する。

【写真】主演・佐藤寛太といがみ合う父親役に 映画『軍艦少年』に出演する加藤雅也

 本作は、累計発行部数1200万部を突破する『ギャングキング』、ヤングマガジン講談社)連載中の『セブン☆スター』などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹が2012年にヤングマガジンに連載した同名漫画の実写映画化。軍艦島が見える長崎の街を舞台に、心の拠り所とは、魂の救済とは、自身の幸せとは何か、大切な家族を失った親子が生きる意味を見出していく、喪失と再生の物語を描く。

 長崎・軍艦島の見える街で地元の高校に通う気の荒い主人公・坂本海星と、小さなラーメン屋を営む父・玄海。最愛の母を亡くしてけんかばかりの息子と幼なじみの妻を亡くして酒浸りの父は互いに反目し、いがみ合っていた。そんなある日、海星は大きな事件に巻き込まれていく…。

 監督は、社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』、SNSで話題となった『あのときキスしておけば』などを演出し、映像業界全般でマルチクリエイターとして幅広く活躍するYuki Saito。2015年に世界文化遺産に登録された軍艦島で、登録以降初となる映画撮影を敢行した。

 海星を演じるのは、『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ、『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズなどに出演し、劇団EXILEのメンバーとして注目を集める佐藤。本作について、佐藤は「人の愛や、想い。旅立つ人が遺していくもの、もらった人が受け継いで生きていくこと、本当に多くの想いがこの作品に込められているなと感じました」と語り、「2年前の撮影期間中、みんなが本気で全力でした。観た人の心の中に一筋、光を投げてくれる作品です。この作品に携われて幸せでした」と振り返る。

 一方、失意に沈む主人公の父・玄海役を演じるのは、国内外でバイプレイヤーとして精力的に活動する加藤雅也。「みんなが繋ぐ“思いやり”の大切さ、そして“思いやり”で繋がる人々の絆。“思いやり”でその人の人生も周りの人の人生も変わる。そんな事を感じさせてくれる映画です」と作品を語る加藤。また、主演の佐藤については「フレッシュさがあり、役を体で演じる役者さんだと感じました。伸びやかで良いですね!」とコメントしている。

 映画『軍艦少年』は12月10日より全国公開。

映画『軍艦少年』主演の佐藤寛太 (C)2021『軍艦少年』製作委員会