日本ハムは31日のオリックス戦(札幌ドーム)を3―1で勝利。今季5度目の3連勝となった。原動力となったのはエース上沢の熱投そして西武からトレードで加入した木村、佐藤両新戦力の活躍も光った。

先発の上沢は、初回から要所をしめるピッチングで、7回を投げ被安打710奪三振1失点の力投。6回を投げ終えた時点で116球を投じていたものの、7回のマウンドにも上がった上沢は、来田、伏見と連続三振に打ち取ると、紅林にヒットを許したものの、最後は福田を見逃し三振。結果として135球の熱投をみせ、マウンドを降りた。

【動画】「エースは俺だ!」気迫のこもった投球を見せる上沢


その後、8回は現在リーグ最多ホールドをマークする堀、そして9回はこの日抹消された杉浦に代わり新守護となったB・ロドリゲスが、熱投を見せたエースからマウンドを引き継ぎスコアボードに0を並べた。

一方打線も、エースの力投に応えた。4回には今季途中にライオンズから加入した佐藤が移籍後初打点。さらに7回には同じく新加入の木村が、こちらは移籍後初ヒットが初打点に。新戦力2人の活躍もあって、チームの3連勝そしてエースの8勝目に花を添え、お立ち台にも上がった。

今シーズンは週末に登板する機会が多かったものの、先発ローテーションの再編成もあり、約2ヶ月半ぶりに火曜日登板となった上沢。今季2勝負けなしと相性の良い火曜登板で見事なピッチングを見せた。

29日の西武戦ではルーキー伊藤が134球で完封勝利を挙げ、チームトップの8勝目をマークしていただけに、負けるワケにはいかなかった。「エースは俺だ」と言わんばかりの気迫のこもった投球を見せ、後輩と共にチームトップタイの8勝に並んだ。

明日の試合は今シーズン最長となる4連勝がかかっている。チームは現在最下位と苦しい状況におかれている中、この勢いそのままに上位を目指したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「エースは俺だ!」日ハム・上沢が135球の熱投で伊藤と並び8勝目