Daedalic Entertainmentより、江戸時代の日本を舞台としたステルス戦略ゲームShadow Tactics: Blades of the Shogun – Aiko’s Choice』(以下、Aiko’s Choice)のゲームプレイトレーラーが「Gamescom 2021」にて公開された。

 『Aiko’s Choice』は、Shadow Tactics: Blades of the Shogun』(以下、Shadow Tactics)の単独拡張版と位置づけられており、単体でプレイすることが可能だ。とはいえキャラクターや世界観、システムは本編から引き継がれているため、初めてのプレイヤーにはチュートリアルミッションもある『Shadow Tactics』から遊ぶことをおすすめしたい。

 『Shadow Tactics』は、それぞれ異なる能力を持った5人のキャラクターを用いるリアルタイムストラテジーゲーム。複数のキャラクターにあらかじめ行動をプリセットし、ワンボタンで同時に発動させる「シャドウモード」を活用した高い戦略性が魅力のタイトルだ。
 開発元であるMimimi Games」ドイツに拠点を置くスタジオでありながら、日本の雰囲気を醸し出すことにとても力を入れてくれた。ロケーションや建築、音楽にいたるまで、一部に違和感を覚えるところはあるものの、日本らしい要素や美しさを備えている。

(画像は『Shadow Tactics: Blades of the Shogun』Steamストアページより)

 『Aiko’s Choice』では、『Shadow Tactics』の主人公の一人である「アイコ」に焦点があてられるとのこと。敵はアイコのかつての師匠である「千代女史」、『Shadow Tactics』の物語の過去にまつわる戦いが描かれるようだ。
 優れたくノ一であるアイコはカモフラージュの達人であり、ゲーム内では変装することで監視の目をかいくぐることが可能となる。

 他のプレイアブルキャラクターとして、手裏剣による中距離からの暗殺が可能なハヤト、複数人を同時に斬り伏せる豪快なムゲン、罠と笛による陽動に長けた「ユキ」、義足の狙撃手「タクマ」ら全員が『Shadow Tactics』からの続投となる。
 前述の「シャドウモード」も、もちろん用意されている。同時に複数の敵を無力化したり、陽動で孤立させてから奇襲をかけるなど、戦術の幅は無限大だ。

 さらに、『Aiko’s Choice』も日本語のフル音声に対応。『Shadow Tactics』ではカットシーンでの会話だけでなく、ゲーム中にもアクションに応じたボイスが用意されていたことからも、開発元の日本に対するこだわりがうかがえる。日本人の感覚からすると、多少ずれた和風テイストもある。が、ハードコアなゲーム性に反した愛嬌を感じさせるポイントとなっており、どこかかわいらしい印象を与えてくる。

Aiko’s Choice』での黒幕とされる「千代女史」(画像は『Shadow Tactics: Blades of the Shogun – Aiko’s Choice』Steamストアページより)

 『Aiko’s Choice』の発売は2021年の12月を予定している。本編『Shadow Tactics』はPS4Xbox One、PC(Steam、Epic Games Store、Origin、GOG.com)にて発売中だ。

『Shadow Tactics: Blades of the Shogun - Aiko's Choice』Steamストアページはこちら『Shadow Tactics: Blades of the Shogun』Steamストアページはこちら