「白黒の繊細なタッチ」と「大胆な構図」が特徴的なイラストを手がけ、日本のみならず世界を舞台に活躍するアーティスト/漫画家・Acky Bright(通称:あき)さん。

【アーティストAcky Brightインタビュー 会社でこっそり描き続けた“落書き”で世界デビューの画像・動画をすべて見る】

MoMA(ニューヨーク近代美術館)のキュレーターに将来性を認められ、国内では文化庁が実施した「CULTURE GATE to JAPAN」に参加、国外ではDCコミックス『THE JOKER』のバリアントカバーやBMW「HEROES OF RIVALRY」の漫画を担当するなど世界的に評価されている。



8月28日(土)から9月12日(日)には名古屋PARCOで個展「BORDERLINE」を開催。「線」をテーマに、ペン1本で描いた白黒作品のみを展示するほか、会期中は本人が全日在廊を予定。会場は日々あきさんの下描きなしの「落書き」によって変化、さらに会場自体を作業場とし自身の仕事風景を常時公開する。

「変化する会場と、痩せていくか太っていくかもしれない僕を見てほしい(笑)」と話すあきさんは、実はデザイン会社のファウンダー兼プランナーでもある。個展のこと、落書きをはじめとする自身のスタンスの話、さらには海外の男の子から届いた衝撃的DM──SNSではほぼイラストしか投稿しないあきさんの、貴重なテキストインタビュー。

※The 4th page is the English version.
取材・文:阿部裕華 編集:恩田雄多

作家も展示物、個展「BORDERLINE」で目指す“体感”



──個展「BORDERLINE」開催おめでとうございます。会期中の全日程在廊に加え、会場を仕事場にするという試みに驚きました。

あき(Acky Bright) 僕の仕事や作業も全部含めて展示にできたらと考えました。最近、アーティストの展示会やイベントが増えているけど、グッズを買いに来て、写真を撮って帰るみたいな人が多い印象があります。それはたぶん「ネットで見られる」ゆえに「見たことがある」からだと思っていて。

わざわざ足を運んで行く展示会の一番の面白さって「体感できること」だと思うから、行かないとわからない・見られない要素を取り入れたいなと。

会期中に現場で作品を完成させていく、そのプロセスみたいなものも楽しんでもらいたい。もしかしたら最終日まで完成しないかもしれないけど(笑)。

絵を毎日描いていると「今日は描けるな」「今日は全然あかんな」という調子の良し悪しもある。すごく調子の悪い日は細かいところをちょこちょこ直すだけの地味な作業かもしれないけど、その苦悩も含めてリアルなんじゃないかと思っています。作家も展示物だと思っていただければ。





──比較的顔出しをしないアーティストが多い中、「作家も展示物」というのはすごくアバンギャルドですね。

あき(Acky Bright) 日本のアーティストは匿名でイラストアイコンが主流ですけど、海外ではみんな顔を出すのが一般的なんですよね。海外の人と仕事をすると毎回「ファンは誰が描いたのか知りたいんだ! だからイベントに出てくれ!」と言われます。みんなアーティストがどういう人間なのか知りたいから、表に出ることで作品も盛り上がるという考え方ですね。

顔出しが作品に干渉することもあるとは思うけど、その結果作品を見てもらえなくなったら、それでもいいかなって。僕自身、普段からインスタライブやYouTubeをやっているわけではないし、メイキングもあまり外に出さない人間なので、今回の展示では作家も含めて見てもらいたいなと思いました。

それと、たまにイベントでライブドローイングをやると、籠って描くのとはまた違う楽しさや面白さもあって。人の反応を見ながら緊張感のある中で描いていくと、自分の中に新しい発見もあるのではと期待しています。



──実際に海外でのお仕事やファンの多いあきさんならではの感覚ですね。

あき(Acky Bright) そうかもしれません。個展とは全然関係ないし顔を出す理由でもないんですけど、実は、描いているイラストの影響か、結構日本人と思われてなかったり、それこそ女性のイメージを抱かれていたりすることもあるんです。

以前Instagramをはじめた頃、インドネシアの20歳くらいの男性から、何回もDMで「Hi!」って送られてきて、さすがにしつこいので僕も「Hi」って返したら、秒で何通もメッセージが届いて。何度かやり取りするうちに向こうも気づいたらしく、「信じられない!」「僕は日本の女の子と知り合いになりたかった!」と言われて。

スラング盛りだくさんの英語で本人のショックを伝えられたときに僕も衝撃を受けて、一時期アイコンを自分の写真にしたり、DMを閉鎖的に使うようになりましたね。きっと仕事の依頼のDMもあったと思うんですけど、彼のおかげでいくつか仕事がなくなったかも……ということがありました(笑)。

会場のすべてを制作物に、ドSなドローイング企画





──個展の展示物には「白黒の原画イラスト」、巨大ウォールや様々な物への「アナログドローイング」も予定されています。それぞれの展示物についてご説明いただけますか?

あき(Acky Bright) 僕が最初に出したイラスト集『DOODLE』に掲載したアナログ原画や、僕の手元にあるすべての絵を100点以上用意しました。今のSNSアイコンの原画や、色を塗る前の鉛筆・シャーペンで描いた状態の絵も混ざっています。

簡易的な額装で壁面展示するだけでなく、欲しい原画をそのまま買っていただける予定です。会場内に一気に100点展示できないこともあり、買っていただいたら次の絵を展示していく形になるかなと。

来るたびに展示されている作品が変わるから「今日は欲しい絵があるかな」とフラッと立ち寄っていただけたら嬉しいです。



あき(Acky Bright) ほかにも約80点のイラストのコラージュを2m×5mで出力した作品を壁面に飾ります。白黒イラストの線が集合したことによって、単体で見るのとはまた違う見え方になる。画面の中では感じられない面白さもあるので、実物を見て自分の好きな部分を見つけたり写真を撮ったりしてもらいたいですね。

会場内では巨大ウォールをメインにドローイングしつつ、壁や床などPARCOさんに怒られない程度にひたすら描いていく予定です。あとは、イスやヘルメット、トルソー、革ジャンなど用意してもらった立体物にも、その場でドローイングしていきます。すごくドSな企画ですよね(笑)。



──たしかに(笑)。そもそも、なぜ立体物へドローイングする企画を?

あき(Acky Bright) 以前、ドクロの模型にドローイングしたことがあって。球体物に描くのってめっちゃ難しいんですよ。展示を企画してくれた方にその話をしたら「面白いからやりましょう!」と。

また、イラスト集のタイトルにも付けている「DOODLE(落書き)」にもあるように、とにかく何にでも描くのが僕の基本的なスタイルでもあります。ペン1本あればどこにでも描ける。そういうアナログ独特の絵の自由さ、表現の自由さが面白いなと思ったんです。



あき(Acky Bright) ご時世的にどうなるかわかりませんが、PARCOさんに入っているお店に相談して、POPやショッパーに落書きするといったことも考えています。

……これを機に名古屋のちびっ子がいろんな場所に落書きして怒られたらどうしよう、「良い子は真似しないでね」と書いておかないといけないかもしれません(笑)。

──(笑)。でも、描く楽しさを伝えるようなあきさんの個展を見て「自分も絵を描きたい」と思う人が増えるかもしれないなと思いました。

あき(Acky Bright) それはすごくいいですよね。「絵を描いてみようかな、描いてみたいな」と言われたら一番嬉しい。毎日いる僕も展示物なので、サインや絵はいつでも描けるし、時間が許す限り、訪れた人も会場内に絵を描くみたいなコミュニケーションがあってもいいかなと思っています。

あと、僕が描いている様子は何かしらの形で配信する予定です。海外のファンの方を含めて、直接来るのが難しい人にも見られる形にしていこうと思っています。グッズもネット通販をやっていただけることになりました。体感して欲しいと言いつつ直接来られない人も楽しめる形にしたかったので、すごくありがたいです。


仕事のふりをして描いていた「DOODLE(落書き)」



──個展でも意識されているあきさんの「落書き」スタイル、「白黒」「線画」のイラストを描くに至った経緯について教えてください。

あき(Acky Bright) 絵そのものは、物心ついたときからチラシの裏とかに描いていました。それ以降はほぼ独学で現在のスタイルに行きついています。今のようなSNSへの投稿は、2018年くらいからはじめたんですが、当時は会社で仕事をしているふりをして、落書きを描いては投稿していたんですよ(笑)。

僕、本業はデザイン会社でイラストレーターとしても仕事をしているのですが、大企業の案件が多くコンサバな絵を描いていて、アーティストとして描く絵と対照的なんです。だから正直恥ずかしくて。

とはいえ、PCの画面が他のスタッフからも見えるオフィスのレイアウトだったので、デジタルでは描けない。そうなったとき、紙に企画書のラフを書くふりして絵を描こうと。色を塗るとか大がかりなことはできない状況で描きはじめたので、その延長線で今のスタイルになりました。





──会社のみなさんには黙って活動されていたんですね。

あき(Acky Bright) アーティストとしても活動していると会社のみんなに言えたのは、2020年の4月頃ですね。緊急事態宣言が出て、リモートワークに切り替えるタイミングで集まったときにようやく。

それ以前から、アメリカ人やドイツ人など海外のクライアントが会社に来ていたので、みんな「また打ち合わせしているけど、何の仕事なんやろ……」と不思議に思われていたんです。その雰囲気を薄々感じていたから、さすがに言わなと思って(笑)。みんな驚いていました。

「Acky Bright」として活動をはじめたときは、お金を稼ぐとか仕事にするとか考えていなくて。本業ではプランナーであり経営者でもあるから、気楽な感じではじめたところもありました。結果的にはいろんな人が仕事に変えてくれて、今に至ります。

「素直に自分の描きたい絵を描く」



──SNSへ投稿した当初から「女の子×武器(メカ)」モチーフのイラストを多く描かれていますが、何かきっかけがあったのでしょうか?

あき(Acky Bright) 当時の記憶があまりないのですが、たぶん女の子を描くことに面白さを感じていたんだと思います。

もともと女の子を描くのは苦手で、仕事以外で描くことはほとんどなかったんですよ。男性のキャラクターばかり描いていました。だけど、描きはじめてみたらバリエーションが付けやすかったんだと思います。

髪型や体型、メイク、ファッションなど多様性があって、機械との組み合わせは対照的で面白い。ゴツいものと柔らかいものみたいな感じで、いろんな質感を組み合わせることができるなと。



あき(Acky Bright) でも天邪鬼なので、女の子を描きつつ「そればかり描くと思うなよ」とクリーチャーやおじさんを描くこともありましたよ。

今は仕事でも「女の子×武器(メカ)」の依頼が多いから、たまたまセンターのモチーフになっていますけど、今後別のモチーフの依頼が増えたら変わっていくかもしれません。

──モチーフに強いこだわりがあるわけではないとのことですが、イラストを描く際にこだわっていることはありますか?

あき(Acky Bright) あまり人の絵に似ないようにしたいと思っています。

寺田克也先生や鳥山明先生など僕にとって神様みたいな人たちの影響はすごく受けているから、それは自分の中で止めようがないのですが。彼らの記号的な要素を真似することはしないですね。プロを目指すと決めたときから、人の絵の記号的な要素を模写することはしなくなりました。

あとは、アーティストとして絵を描くときは「素直に自分の描きたい絵を描く」感覚を大事にしています。誰かに興味を持ってもらうために、流行りものを描くことはあまりやらないですね。



──イラストの表現には流行のようなものもありますが、それらはあまり意識されないんですか?

あき(Acky Bright) プランナーとしてはミーハーな部分がないといけないので、最近のトレンドや流行はチェックして、その良さも理解しているんですけど、自分でそういったイラストを描くのはあんまり楽しくないと感じています。

──それではプランナーやデザイナーとしての仕事が、アーティストとしての活動に活かされることはありますか?

あき(Acky Bright) 無意識だと思いますけど相互に影響を受けてると思いますね。プランナー的な考え方は、漫画の構成やネタをつくるのと同じような感覚なんです。イラストの仕事でも、プロモーションなどのアイデアがあれば、失礼のない範囲で伝えるようにしています。

それから、デザインと名のつくものは、基本的にぱっと見で「わかる」ことがめちゃくちゃ大事だと思っているので、そのための空間の置き方とかトリミングの仕方とか、自然とイラストにも表現されているんじゃないかと。


落書きは“クオリティ”ではなく“スタンス”



──アーティスト活動を通しての印象的な仕事について教えてください。

あき(Acky Bright) 今年やった仕事はどれも印象に残っています。2021年に入ってから今日まで1日も休んでいないくらい怒涛なのですが、どの仕事も特別ですね。MoMAの有名なキュレーターであるパオラ(アントネッリ)さんに選んでいただいて、文化庁の「CULTURE GATE to JAPAN」に参加できたのはすごく光栄でした。

あとは、BMW「HEROES OF RIVALRY」の漫画も印象的な仕事です。週刊で8話の連載を死ぬ思いでやりました(笑)。と言うのも、BMWの漫画の最終話の納期と、KADOKAWAさんの漫画誌『テラン』とDCコミックス『THE JOKER』の表紙の納期が同時期で。とんでもない量の仕事をしていました。「よく働いているな、俺……」と命の危機を感じつつ、濃密で楽しい時間でした(笑)。

それからちょっと余談なんですけど……

──何でしょう?

あき(Acky Bright) MoMAのパオラさんが僕を紹介するときに言ってくれた言葉がすごく印象的だったんです。「80年から90年代の漫画やアニメの影響を感じさせつつ、そこに現代の感性を取り入れながら描いている」と。

個人的にもすごく嬉しかったので、今回個展の開催にあたって自分のプロフィールに使わせていただきました(笑)。



あき(Acky Bright) あとTwitterで村田雄介先生が言ってくださった「かわカッコいい」も……。

自分のプロフィールを自分で考えるのは難しかったので、自分の好きな人がくれた言葉を少しずつ入れて考えたんです。その結果、“「80年~90年代マンガ・アニメ」×「現代の感性」から描かれるかわカッコいい作品”というかっこいい一文が生まれました。

──まさかプロフィール文の誕生秘話をうかがえるとは(笑)。アーティスト活動で国内外の様々なプロジェクトに参加される中でも、「落書き」のスタイルは意識しているのでしょうか?

あき(Acky Bright) 仕事を含め「好きに気楽に表現できることが一番理想的」というマインドを根本に持っています。要するに、僕にとって落書きは“クオリティ”ではなく“スタンス”なんですよ。「落書き」って漢字にすると「落ちる+書く」だけど、僕は同時に「楽しく+書く」の意味を持っていると思います。

描いたイラストに対して「落書きのクオリティじゃない」と言われることもあるけど、ラフに描いた絵が落書きではないし、描き込んだ絵でも落書きだと言える。僕の中では「落書き」ってなんの制約もない中で自由に好きに描くことじゃないかと。





あき(Acky Bright) イラストに限らず、クライアントが求めていないのに、前例という枠の中で仕事をしようとする人って、僕含め多いと思うんですよ。知らず知らずのうちに規律に入っていこうとする。

どう色を塗ればいいのか、どういう構図がいいのか、漫画家やアーティストとして何をすべきか──と、正解を見つけようとしがち。そうならないために、これからも「落書き」のスタンスで自由にやっていきたいと思っています。

紙とペンがあれば描ける「白黒」「線画」の魅力



──あきさんにとって「白黒」「線画」のイラストが持つ魅力をどうお考えですか?

あき(Acky Bright) 色がないことで余白が生まれて見る人によって色を置き換えられるし、情報が少ないように見えて実はすごく情報が埋められる、エッジの立つ描き方だと思っています。あまり深くは考えたことがなかったけど、そういう部分に魅力を感じるのかもしれません。

あとは、僕自身アカデミックな場所で絵を学んできた人間じゃないから、逃げ口上かもしれないけど……「白黒の線画」の魅力は紙とペンがあれば誰でも好きに自由にたくさん描けるところ。僕はとにかく、90歳になっても100歳になっても絵はずっと描いていたい。「白黒の線画」なら長く描けるなと思っています(笑)。



──ツールやスキルがなくても「楽しく描ける」のが「白黒」「線画」の魅力ということですね。

あき(Acky Bright) もちろん技術的な基礎知識の大切さは理解していますけど、仮に備わっていなくても世に出ていけるし、そこそこ楽しいことができる。みんなの心を少しでも動かせるかも、と僕自身が体現していければ。僕のスタイルを見て、いろんな人が「自分もできるかも」と思ってくれたら最高ですね。

そういう意味でも、個展では「こうじゃなきゃダメ」みたいな枠を全部ぶち壊していきたいなと思っています。今回のキュレーター「EBISU HORIZON」さんも「白黒の線画でいいです!」と言ってくれて、僕のスタンスで開催することができたのはとてもありがたくて。



あき(Acky Bright) ネット上だけでは得られない情報や経験を持ち帰ってもらえるように僕らなりに考えました。

徐々に完成していく会場や展示物と、徐々に痩せるか太っていくかもしれない僕など(笑)、来るたび見るたび、ちょっとずつ変わっていく展示を目指しています。来たらすごく面白いはずなので、いろいろな人に楽しんでもらいたいです。

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Interview with Artist Acky Bright: World Debut with "Doodles" He's Been Secretly Writing at Work

"Acky Bright" (a.k.a. Acky) is an artist active not only in Japan but also on the world stage, creating illustrations characterized by his "delicate touch in black and white" and "bold composition.

He has been recognized by the curator of MoMA (Museum of Modern Art, New York) as an upcoming artist, and has participated in the "CULTURE GATE to JAPAN" program conducted by the Agency for Cultural Affairs in Japan, and overseas, he was in charge of the variant cover art for DC Comics "THE JOKER" and the manga for BMW's "HEROES OF RIVALRY”. His solo exhibition "BORDERLINE" will be held at Nagoya PARCO from August 28 (Sat) to September 12 (Sun), featuring only black and white works drawn with a single pen under the theme of "line". The venue will be changed by Acky's "doodles" without sketching every day, and the venue itself will be used as a workshop to show his work.

Acky, who says, "I want you to see the changing venue and me, who might be getting skinnier or fatter (laughs)," is actually a founder and planner of a design company. This is a rare text interview with Acky, who posts almost nothing but illustrations on social networking sites.

Reporting and writing by Yuka Abe; Editing by Yuta Onda

The artist is also an exhibit, the goal "experience" solo exhibition "BORDERLINE" will aim.



──Congratulations on the opening of your solo exhibition "BORDERLINE". I was surprised to see that you will be in the gallery all the time during the exhibition and that you will use the venue as your work space.

Acky (Acky Bright) I wanted to include all my work. Recently, there has been an increase in the number of exhibitions and events for artists. I have the impression that many people just come to buy goods, take pictures, and leave. I have the impression that many people come to buy goods, take pictures, and leave. This is probably because they have never seen the work before. I think it's because they have seen the work before because they can see it online.

I think the most interesting thing about going to an exhibition is that you can experience it. I think that's why I want to incorporate elements that you can't understand or see unless you go to the exhibition. I want to incorporate elements that you can't see or understand unless you go.

I want people to enjoy the process of completing the works on site during the exhibition. Even if it may not be finished until the last day (laughs).

When you draw every day, there are days when you feel like you can draw today, and days when you feel like you can't draw at all. On days when I'm having a really bad day, I might just fix a few small details, but I think the pain is part of what makes the work real. I hope you will think of the artist as an exhibit.





──There are a lot of artists who don't show their faces, but it's very avant-garde to say that the artist is also an exhibit.

Acky (Acky Bright) In Japan, most artists are anonymous illustration icons, but overseas, it is common for people to show their faces. Whenever I work with people from overseas, they always say, "Fans want to know who drew the pictures! That's why you should be at the event! So come to the event!" The idea is that people want to know who the artist is, and by showing up, the work will be more exciting.

I think there are times when showing your face interferes with your work, but if people don't see your work as a result, I don't mind. I myself don't usually do Instagram live or YouTube, and I don't often show the making of my work, so I wanted people to be able to see the artist as well in this exhibition.

Also, sometimes when I do live drawing at events, it's a different kind of fun and interesting than drawing in a cage. I'm hoping that I can make new discoveries when I draw under a sense of tension while watching people's reactions.



──That's a feeling that only Acky, who actually works overseas and has many fans, can give.

Acky (Acky Bright) I guess so. It has nothing to do with my solo exhibition, and it's not the reason why I show my face, but actually, people sometimes don't think I'm Japanese, or they have an image of me as a woman, probably because of the illustrations I draw.

When I first started Instagram, an Indonesian guy of about 20 years old sent me a lot of DMs saying "Hi!" After exchanging a few messages, he seemed to have noticed and said, "I can't believe it! "I wanted to get to know a Japanese girl!"

I was shocked when he expressed his shock in English with a lot of slang, so I changed my profile picture to my own photo and started using DMs in a closed manner. I'm sure there were DMs asking for work, but thanks to him, I may have lost a few jobs ...... (laughs).

A very sadistic drawing project where everything in the venue is an exhibit





──The exhibition will include "black and white original illustrations" and "analog drawing" on a huge wall and various objects. Could you tell us about each of the exhibits?

Acky (Acky Bright) I have prepared more than 100 original analog drawings from my first illustration book, "DOODLE," as well as all the drawings I have on hand. There are also original drawings of my current SNS icon and drawings in pencil and sharpie before coloring.

We will not only display them in simple frames on the wall, but also allow you to buy the original drawings you want. Since I can't display 100 drawings at once, I will display the next drawings after each purchase.

Because the drawings will change everyday, I would be happy if you could just drop by and see if there is a painting you want today.



Acky (Acky Bright) A 2m×5m collage of about 80 other illustrations will be displayed on the wall. The collective lines of the black-and-white illustrations make them look different from the way they look on their own. There are some interesting things you can't feel on the screen, so I hope people will look at the real thing to find their favorite parts and take pictures.

In the exhibition space, I plan to draw mainly on the giant wall, but also on the walls and floor, and just draw as much as I can without getting PARCO mad at me. I'll also be drawing on chairs, helmets, torsos, leather jackets, and other 3D objects prepared. It's a very sadistic project, isn't it (laughs)?



──Indeed (laughs). Why did you decide to start drawing on three-dimensional objects?

Acky (Acky Bright) I drew on a skull model once. It's really difficult to draw on a spherical object. When I told that to the person who planned the exhibition, he said, "It's interesting, let's do it!

Also, as the title of my illustration book "DOODLE" suggests, my basic style is to draw on anything and everything. With just a pen, I can draw anywhere. I thought it was interesting to see the freedom of expression that is unique to analog art.

The drawing on the skull model that inspired the work shown in the solo exhibition. He said, "It's quite difficult to draw on a curved plastic surface with a single stroke of an oil-based pen, because it's slippery and there's no pigment."



Acky (Acky Bright) I don't know if it is possible in this time and age, but I'm thinking of consulting with the stores in PARCO and doing some doodling on POP advertisements and shoppers.

........ What if the little kids in Nagoya take this opportunity to doodle all over the place and get angry? I may have to write, "Don't try this at home.” (laughs)

──(laughs) But I think that your solo exhibition, which conveys the joy of drawing, might encourage more people to want to draw pictures too.

Acky (Acky Bright) That's very good, isn't it? " I'd be most happy if people said, "I'd like to try drawing.” I am here every day, and I am also the exhibit. So I'm always available to sign and draw. I think it would be nice to have some kind of communication where visitors can draw pictures in the exhibition space as long as time permits. I think it would be nice to have some kind of communication.

I'm also planning to distribute my drawings in some form. I'm also planning to broadcast my drawings in some way so that people who can't come in person, including overseas fans, can see them. We are also going to have online shopping for merchandise. I'm very grateful for this, because I wanted to make my solo exhibition something that people who couldn't come in person could enjoy.

"DOODLE," which I drew pretending to be working



──How did you come to draw “black-and-white”, “line-drawing” illustrations, a doodling style that you are conscious of in your solo exhibitions?

Acky (Acky Bright) I've been drawing pictures on the back of flyers since I can remember. Since then, I've been mostly self-taught, and I've come to my current style. I started posting on social networking sites like I do now in about 2017, but at the time I was pretending to be working at the office, drawing doodles and posting them (laughs).

My main job is at a design company, and I also work as an illustrator, but I do a lot of work for large companies, and I draw conservative pictures, which is in contrast to the pictures I draw as an illustrator. So, to be honest, I was embarrassed.

However, I couldn't draw digitally because the layout of the office was such that other staff could see my PC screen. So, I decided to pretend I was writing a rough draft of a proposal on paper and I actually was drawing. I started drawing when I couldn't do anything major like coloring, so that became an extension of my current style.





──So you didn't tell anyone at the company that you were doing this?

Acky (Acky Bright) It was around April of 2020 that I was able to tell everyone at the company that I was also working as an illustrator. It was finally when we got together just in time to declare a state of emergency and switch to remote work.

Even before that, clients from Overseas, such as Americans and Germans, had been coming to the office for meetings about illustration work, and people had been wondering, "He’s having another meeting, what kind of work is it ......?" I had a faint sense of that atmosphere, so I thought I should tell them (laughs). Everyone was surprised.

When I started working as "Acky Bright," I wasn't thinking about making money or a job. I'm a planner and a business owner in my day job, so I started painting partly to take it easy. In the end, many people turned it into a job, and here I am now.

"Draw what you want to draw honestly."



──You have been drawing a lot of illustrations with the motif of "girls and weapons (mechanical)" since you started posting them on SNS.

Acky (Acky Bright) I don't remember much from that time, but I think I was interested in drawing girls.

I was never good at drawing girls, and I rarely drew them outside of work. I used to draw only male characters. However, once I started drawing them, I found it easy to add variations.

There is a lot of diversity in hairstyle, body shape, makeup, fashion, etc., and the combination with machines is an interesting contrast. I thought I could combine various textures, like something tough and something soft. 



Acky (Acky Bright)  But I'm a contrarian, so while drawing girls, I would sometimes draw creatures and men, saying, "Don't think that's all I got.”

Right now, I get a lot of requests for "girls and weapons (mechanical)" in my work, so it just happens to be the center motif, but that may change if I get more requests for other motifs in the future.

──I've heard that you don't have a strong preference for a particular motif, but is there anything that you stick to when drawing illustrations?

Acky (Acky Bright) I try not to look too much like other people's drawings.

I'm very much influenced by people like Mr. Katsuya Terada and Mr. Akira Toriyama, who are like gods to me, so I can't stop myself from doing that. I don't try to imitate their symbolic elements. When I decided to become a professional, I stopped copying the symbolic elements of other people's drawings.

Also, when I draw as an artist, I value the feeling of "drawing what I want to draw honestly.” I don't often draw what is popular in order to get someone interested.



──There are some trends in the expression of the last part of the story, but are you not aware of them?

Acky (Acky Bright) As a planner, I have to be a bit of a mainstream, so I check the latest trends and fashions and understand their merits, but I don't really enjoy drawing such illustrations myself.

──Is there any way in which your work as a planner and designer can be applied to your activities as an artist?

Acky (Acky Bright) I think it's unconscious, but I think it's mutually influential. The planner's way of thinking is similar to the way I structure and create stories for manga. Even in my illustration work, if I have an idea for a promotion, I try to convey it without being rude.

Also, I think it is very important for anything that can be called "design" to be "recognizable" at a glance, so I think the way I place space and trim the image naturally expresses this in my illustrations.

Doodles are not about quality, but about stance



──Could you tell us about some of your most memorable work as an artist?

Acky (Acky Bright) All of the work I did this year left a deep impression on me, so much so that I haven't taken a day off since the beginning of 2021. I was honored to be selected by Paola (Antonelli), the famous curator of MoMA, to join the Agency for Cultural Affairs' "CULTURE GATE to JAPAN" project.

The BMW "Heroes of Valhalla" manga was also an impressive work. I worked on a weekly series of eight episodes, and I thought I was going to die (laughs). The deadline for the final story of the BMW manga was the same time as the deadline for the covers of KADOKAWA's manga magazine "Terran" and DC Comics' "THE JOKER". I was doing a ridiculous amount of work. I felt like my life was in danger, thinking "I'm working so hard, ......", but it was an intense and fun time (laughs).

Then, a little aside ......

──What is it?

Acky (Acky Bright) I was really impressed by what Paola from MoMA said to me when she introduced me. He said, "Your work is influenced by the manga and anime of the 80s and 90s, but with a modern sensibility.”

It made me personally very happy, so I decided to use it in my profile for the exhibition (laughs).



Acky (Acky Bright) Also, Mr. Yusuke Murata, who is known for his work on "One-Punch Man," said, "Kawakakkoi," (meaning cool and cute at the same time) on Twitter so I also put that in.......

It was difficult for me to come up with my own profile, so I thought of it by adding a few words given to me by people I like. As a result, I came up with the sentence: "Kawakakkoi art from '80s and '90s manga and anime' and 'modern sensibilities."

──I never thought I'd hear the story behind the birth of your profile sentence (laughs). As an artist, you participate in various projects both in Japan and overseas, but are you still conscious of your "doodle" style?

Acky (Acky Bright) I have a fundamental mindset that "the most ideal thing is to be able to express myself in a way that I like and feel comfortable with," including in my work. In short, for me, doodles are not about quality, but about stance. "The kanji for "doodle" is "fall + write," but I think it also has the meaning of "fun + write."

Sometimes people say that the quality of my illustrations is not that of a doodle, but a rough drawing is not a doodle, and even a well prepared drawing is a doodle. In my mind, "doodling" means drawing freely and freely without any restrictions.





Acky (Acky Bright) I think there are a lot of people, including myself, who try to work within the framework of precedent, not only in illustration, even when the client doesn't want it. They try to get into the discipline without realizing it.

We tend to try to find the right answer to how we should paint color, what kind of composition we should use, what we should do as a cartoonist or illustrator, and so on. In order to avoid this, I would like to continue to work freely from a "doodle" stance.

The appeal of black-and-white and line drawings, which can be drawn with just a pen and paper



──What do you think is the appeal of black-and-white and line-art illustrations for you?

Acky (Acky Bright) I think it's an edgy way of drawing, because the lack of color creates a blank space and allows the viewer to change the colors. I hadn't thought about it too much, but maybe that's what I find attractive about it.

Also, I'm not someone who studied painting in an academic environment, so this may be a cop-out, but the appeal of "black and white line drawings" is that anyone with paper and a pen can freely draw as much as they want. Anyway, I want to keep drawing even when I'm 90 or 100 years old. I think I can draw "black and white line drawings" for a long time (laughs).



──So the appeal of black-and-white and line drawings is that you can enjoy drawing them even if you don't have any tools or skills.

Acky (Acky Bright) Of course I understand the importance of basics, but even if you don't have it, you can still get out there and have some fun. If I can embody the idea that I might be able to move people's hearts even a little bit. It would be great if people could see my style and think, "I could do that too.”

In that sense, I would like to break all the boundaries of "this is the way it has to be" in my solo exhibition. The curator of this exhibition, EBISU HORIZON, also said, "Black and white line drawings are fine! I am very grateful that I was able to hold the exhibition with my own stance. I am very grateful that I was able to hold the exhibition from my position.



Acky (Acky Bright) We wanted people to be able to take home information and experiences that they can't get online.
 
The venue and exhibits are gradually being completed, and I may gradually lose or gain weight (laughs), so we are aiming for an exhibition that changes a little bit each time you come and see it. I'm sure it will be very interesting, and I hope many people will enjoy it.

Autographed card from Acky giveaway!



We're giving away autographed cards by Acky to three people! Please check the outline below and apply.

【How to apply】
1.Follow KAI-YOU.net on Twitter(@kai_you_ed
2.Retweet the following tweet.



【Application deadline】
Until 23:59, August 31, 2021 (Tuesday)

【Conditions for entry】
・Residents of Japan
・Follow KAI-YOU.net on Twitter.
・Those who are able to receive DM (Direct Message) on Twitter.

【Announcement of winners】
Two winners will be selected by drawing from among the applicants.
Only winners will be notified via Twitter DM.

※Please note that there may be a delay in sending out the gifts.
※Please note that the delivery of the gifts may be delayed due to circumstances. Please understand in advance.
※If we are unable to deliver your gift due to an incomplete address, unaccounted for relocation, or prolonged absence, your prize will be forfeited.
※The right to win this campaign cannot be transferred to others.
※If we do not receive a reply from you for a certain period of time, your right to win will be invalidated.
※If we do not hear from you for a certain period of time, your right to win will be invalidated.

アーティスト/漫画家・Acky Bright(あき)インタビュー