先天性の奇形を持つ生後3週の黒猫を保護した女性が『The Dodo』のインタビューに応じ、“エイリアン”と呼ばれるというメス猫“ジンクス(Jinx、現在2歳)”について語った。ジンクスは外見は普通と違うものの、健康上の問題はなくすくすくと育っているという。

ミィア・イバニーズさん(Mia Ibanez)が黒猫の“ジンクス”を保護したのは、2018年10月12日の夜のことだった。その日は雨で気温が低く、ミィアさんが友人の高校で行われたフットボールの試合から少し早めに帰宅すると、自宅裏から猫の鳴き声が聞こえたという。

ミィアさんは「母と懐中電灯をもって裏庭に出てみたら、自宅裏の広場に小さくて黒いものが見えたのよ。それでフェンスをよじ登ってみると、ジンクスを発見したの」と当時を振り返る。

震えるジンクスを暖かいブランケットでくるんだミィアさんは、赤ちゃん用のミルクを与えると眠りについた。そして次の日、ジンクスの様子を観察しているとその目が異様に大きいことに気が付いた。さらによく見ると足が曲がって外側を向いており、顎は小さく受け口で、鼻の形も普通と違っていた。

まるでエイリアンのような姿に、ミィアさんはジンクスを動物病院に連れて行ったが、獣医には「全く問題ないですよ」と言われ、奇形は先天異常であることが分かった。

ジンクスはその後、普通の猫と何ら変わることなくすくすくと育ち、あと1か月ほどで3歳を迎える。ひょんなことからジンクスを保護したミィアさんは「時間が経てば外見が変わっていくと思っていたけど、ジンクスは全く変わることなく成長しているわ。でもまたそれが可愛くて、手放せなくなってしまったの。遊び好きだし、猫ではなく自分を人間だと思っているのよ」と笑う。

なおジンクスを初めて見る人は、特異な外見に一様にショックを受けるというが、ミィアさんは「ジンクスを人に紹介するのは大好きなの。だってみんな笑顔になるのよ。ジンクスはみんなに喜びをもたらすの」と続け、このように語った。

ジンクスは見かけは普通と違うけど、私たち家族はありのままのジンクスが大好きなの。ジンクス自身はきっと奇形だなんてわからないでしょうし、そのままで十分完璧なのよ!」

画像は『Jinx 2018年10月15日付Instagram「Hi im Jinx I am 4 weeks old」、2020年4月12日付Instagram「she’s just vibing」、2021年5月17日付Instagram「send us memes of jinx」、2020年11月10日付Instagram「how’s everyone’s day?」、2021年8月17日付Instagram「jinx helping me do homework」』『Jinx 2019年7月24日付TikTok「the original video flopped so here’s this again!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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