カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループA第1節が2日に行われた。

グループ大本命の韓国代表は、イラク代表と対戦し、0-0のドロースタートとなった。

韓国はGKキム・スンギュ、キム・ヨングォンというJリーグ勢と、ソン・フンミン、イ・ジェソン、ファン・ウィジョとヨーロッパで活躍する選手たちがスタメンに名を連ねた。

過去にチームを率いた経験もあるディック・アドフォカート監督を新指揮官に据えたイラクをホームで迎え撃った韓国。立ち上がりから圧倒的にボールを握って相手を押し込んでいく中、ソン・フンミンとファン・ウィジョの個の打開力を武器に、イラクの堅牢な守備ブロック攻略を図る。

26分には左CKの場面でショートコーナーからゴール前に上がったクロスをキム・ムンファンがドンピシャのヘディングで合わす。これは相手DFのゴールカバーに遭うが、そのこぼれがゴール前でフリーのイ・ジェソンの足元へ。だが、イ・ジェソンはこの絶好機でシュートを枠の上に外してしまった。

その後も70%近いボール支配率でボールの主導権を握った韓国はセットプレーや縦に速い仕掛けで幾度かゴールに迫ったものの、前述の決定機を除き、相手の堅守を前に停滞感漂う前半45分となった。

後半に入ってもなかなか攻め手を見いだせない韓国は、ナム・テヒ、ファン・ヒチャン、クォン・チャンフンと積極的に交代カードを切って攻撃の活性化を狙う。しかし、前半同様に押し込むものの、クロスの精度や最後の連携がうまくいかない。

72分には左サイド深くに抜け出したホン・チョルからの絶妙なクロスを、ゴール前でフリーのファン・ヒチャンが頭で合わすが、これはGK正面を突く。さらに、試合終盤の83分には再びホン・チョルからのクロスのこぼれ球がボックス中央に流れると、ソン・フンミンが胸トラップから左足ボレーシュートを放つが、相手DFの決死のブロックに阻まれた。

イラクを枠内シュート0に抑えるなど、終始試合を支配したものの、最後までゴールが遠かった韓国は今回の最終予選をドローでスタートすることになった。

その他の試合ではイラン代表vsシリア代表は、ジャハンバクシュのゴールを最後まで守り切ったイランが1-0で勝利。UAE代表vsレバノン代表はゴールレスドローに終わっている。

韓国代表 0-0 イラク代表

イラン代表 1-0 シリア代表
イラン
ジャハンバクシュ(56分)

UAE代表 0-0 レバノン代表

ドイツブンデスリーガ全試合LIVE配信!
>>詳しくはこちら

サムネイル画像