中国のネット上では、日本について言及する際に「恐ろしい国」と形容することが多い。中国人たちは一体、日本のどのようなところが「恐ろしい」と感じているのだろうか。中国のQ&Aサイト悟空問答にこのほど、「なぜ日本を恐ろしい国と形容するのか」と題するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが議論を交わした。

 寄せられた意見で比較的多かったのが、過去の歴史ゆえに「侵略される」ことへの恐れがあるというものだった。例えば、「日本は資源が少なく国土が小さく、海で囲まれた島国で、自然災害も多い。だからなりふり構わず対外拡張しようとする。そんな国は恐ろしいに決まっている」との意見があった。

 また、日本の「影響力」が恐いというコメントもあった。特に日本文化を好む中国人が少なくなく、日本へ旅行に行って着物を着る中国人が多くいるほどで、日本を称賛するような言論が中国で見られることは恐ろしいとしている。

 さらに、日本の「国民性」が恐ろしいという意見もあった。日本人は、決して揺るがない決意で物事に集中する精神力を持っているとしたほか、何事も細部まで徹底的に取り組むなど、中国人にはない優れた特質がある点が恐ろしいという声も目立った。

 中国のネット上では、日本の民度の高さや清潔さなどを称賛して良い意味で「恐ろしい」と表現するケースが多いが、寄せられた回答を見る限り、かつての大日本帝国時代の日本を想像して恐れている人の方が多いようだった。これは、抗日ドラマをはじめとする中国国内でのプロパガンダの影響なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国ネット「日本は恐ろしい国だ!」、一体何がそんなに恐ろしい?