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犬を飼っている家庭にとって、抜け毛を処理してくれるロボット掃除機ルンバ」は強い味方だ。しかしながら愛犬がルンバに慣れすぎてしまうと、衝突されても微動だにしない怠惰な犬があらわれたり、とんでもない事故に巻き込まれてしまうこともあるようだ。『The Mirror』などが伝えている。

自宅で大型犬2頭を飼っているTikTokユーザー「ギャビー(Gabi)」さんは先月17日、留守中に稼働していたはずのルンバが破損し使い物にならなくなっていることに気がついた。

原因を探ろうとペットカメラの映像を確認すると、ルンバの破損にはオス犬の“レオ(Leo)”が関わっていることが判明。TikTokで「私たちはこうしてルンバに何が起きたかを知ったの」と事情を説明し、居間の様子を捉えた動画を投稿した。

ギャビーさんはルンバに“フランク”と名前を付けており、動画には「フランクよ、安らかに眠れ」と悲劇的な結末を予想させる言葉を添えた。

カメラはまず、飼い主がいない居間でまったりとくつろぐ大型犬2頭を映し出す。1頭は奥の階段そばに寝そべっており、レオは居間のそばの大きな窓から外を眺めると壁にもたれるように座り込んだ。

レオのすぐ後ろではフランクが仕事をしているが、レオが床に寝そべってしまったことで前進できずにいる。

フランクはその後、何度もレオの後ろ足付近を押して進もうとするが失敗、ついには壁とレオのお尻の間に挟まれて身動きが取れなくなってしまった。ただレオはこれまでもそんなことが何度かあったのだろう、焦る様子やその場から立ち去る様子もない。

するとレオのそばにはもう1頭の犬がやってきて、窓台に足をかけるとしばらく外を眺め、再び階段そばに戻っていく。

そうして平和でゆったりとした時間が続いていくかと思われた直後、「ポン」と音がしてレオが勢いよく立ち上がった。レオの尻尾付近にはフランクが食いついており、レオは攻撃を仕掛けてきたフランクを振り払おうと自分の尻尾を見ながら動き回っている。

異常を察したもう1頭の犬はのっそりと体を起こすも、どうしたらいいのか分からないようで、レオがバタバタしているのを見ているだけで何もしない。

そして20秒もすると、レオはフランクに噛みつかれたまま奥の階段を上り始めた。フランクは床や階段にぶつかる度に「ガシャガシャ」と悲鳴をあげており、レオが階上に消えると階段を転がり落ちてきた。あたりにはむなしい金属音が響いており、階下まで来ると動かなくなってしまった。

フランクの様子を最初に見に来たのはもう1頭の犬で、フランクから解放されたレオはその後、何事もなかったかのように階段を下りてきた。

この動画は今月5日の時点で再生回数が4100万回を超えており、ユーザーからは「レオの尻尾は大丈夫だったかしら。可哀そうに」「ルンバは仕事をしていただけよね。可哀そうなのはどっちかしら」「そうだね。フランクはレオを攻撃する前に何度か警告していたよ。私はレオが悪いと思う」「そうかな。あれは明らかに正当防衛だよ」「レオは相棒犬に『そこに立ってないでなんとかしてよ』って言ってるみたいだけど、もう1頭は『お前何やってんだ』って感じでいるね」「レオには悪いけど、思いっきり笑ったわ」「もうルンバとは一生のお別れをしたほうがいいわね」といったコメントがあがった。

なおギャビーさんは「たくさんの面白いコメントをありがとう。幸いなことにレオに怪我はなかったの。フランクの代わりはいるけど、レオの代わりはいないものね。ただかなり高くついてしまったわ!」と述べている。

画像は『The Mirror 2021年9月3日付「Dog owner who found vacuum destroyed left in stitches after checking camera footage」(Image: tiktok/gabrielldennis)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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