BLレビューサイト「ちるちる」で、漫画の実写化についてのアンケートが実施されました。本記事では「今まで満足度の高かった実写化作品は?」「実写化に求めるものは?」など、アンケートの結果をお届けします。
株式会社サンディアスは、自社が運営するBLレビューサイト「ちるちる」上でユーザー1,252名を対象に、漫画の実写化作品をどう思っているのかアンケートを実施しました。(アンケート期間:2021年7月)
本記事ではその中から「今までで満足度の高かった実写化作品は?」「実写化された非BL作品の中で満足度が高かったものは?」「実写化に求めるものは?」をの3項目を抜粋してご紹介します。
本記事ではその中から「今までで満足度の高かった実写化作品は?」「実写化された非BL作品の中で満足度が高かったものは?」「実写化に求めるものは?」をの3項目を抜粋してご紹介します。
via DVD『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』より
Q.今までで満足度の高かった実写化作品は?
BLドラマとしては珍しく地上波で2020年の秋クールに放送された『チェリまほ』こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が堂々の1位に。
Twitterとpixivで大人気の同作品は、実写化発表・キャスティング発表ともにSNS上で盛り上がっていました。
では、上で選ばれた作品はどの点で満足度が高かったのでしょうか。
Twitterとpixivで大人気の同作品は、実写化発表・キャスティング発表ともにSNS上で盛り上がっていました。
では、上で選ばれた作品はどの点で満足度が高かったのでしょうか。
キャスティングが良かったの声が多数。
1位の『チェリまほ』に関して言えば、数々のリーマン当て馬役を演じてきた劇団XILEに所属の町田啓太さんが、原作の黒沢に引けを取らないイケメンっぷりで既存ファン&新規ファンともに魅了していました。
『チェリまほ』が選ばれた理由としては、ドラマオリジナルの要素が良かったというコメントも見られました。
下記は、ユーザーのコメントを抜粋したものです。
1位の『チェリまほ』に関して言えば、数々のリーマン当て馬役を演じてきた劇団XILEに所属の町田啓太さんが、原作の黒沢に引けを取らないイケメンっぷりで既存ファン&新規ファンともに魅了していました。
『チェリまほ』が選ばれた理由としては、ドラマオリジナルの要素が良かったというコメントも見られました。
下記は、ユーザーのコメントを抜粋したものです。
「ドラマオリジナル要素もストーリーに必要な要素だったり恋愛しないという立場の人の肯定が行われていたり、意味深いものだった」
「BLの括りに拘泥せず真摯に《人間》同士の恋として描いた点がとても良かった」
「役者さんの芝居が原作のキャラの解釈に近かった」
満足度ランキングの3位以降には、濃厚な絡みシーンまでしっかりと演じられていた『窮鼠はチーズの夢を見る』『ポルノグラファー』『性の劇薬』がランクイン。
こちらは役を演じられた俳優の演技力や映像の美しさが評価されていました。
ユーザーの声
「役者の本気」
「作品の世界観を壊していなかった」
「登場人物の感情を繊細に表現していた」
ただ、無視できないのは、選択肢の中には満足度が高かった作品はなかったという回答が多い結果。
まず実写化作品を見ていない人も多いとは思いますが、やはり原作にぴったりハマりファンから支持を得られる実写化はなかなかないのが現実なのでしょうか。
「BLの括りに拘泥せず真摯に《人間》同士の恋として描いた点がとても良かった」
「役者さんの芝居が原作のキャラの解釈に近かった」
満足度ランキングの3位以降には、濃厚な絡みシーンまでしっかりと演じられていた『窮鼠はチーズの夢を見る』『ポルノグラファー』『性の劇薬』がランクイン。
こちらは役を演じられた俳優の演技力や映像の美しさが評価されていました。
ユーザーの声
「役者の本気」
「作品の世界観を壊していなかった」
「登場人物の感情を繊細に表現していた」
ただ、無視できないのは、選択肢の中には満足度が高かった作品はなかったという回答が多い結果。
まず実写化作品を見ていない人も多いとは思いますが、やはり原作にぴったりハマりファンから支持を得られる実写化はなかなかないのが現実なのでしょうか。
【公式】『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』スピンオフドラマ配信記念スペシャル動画
Q.実写化された非BL作品の中で満足度が高かったものは?
西島秀俊さん・内野聖陽さんの豪華なW主演で実写化された『きのう何食べた?』が他と大差をつけて1位に。
次いで大人気少年漫画『銀魂』『るろうに剣心』が同率2位にランクイン。
では、選ばれた理由を見てみましょう。
次いで大人気少年漫画『銀魂』『るろうに剣心』が同率2位にランクイン。
では、選ばれた理由を見てみましょう。
やはりBL作品同様、キャスティングが良かったの声が多いです。
原作のキャラクターのイメージにどこまで近づけるかは実写化にあたり非常に重要かと思います。イメージが合わないと、キャスティング発表の時点で大抵関心は薄れてしまうものです。
同棲するゲイカップルの「食生活」をテーマにした『きのう何食べた?』は、キャスティングはもちろんのこと、原作に忠実であった点が高く評価されていました。
ユーザーの声
「細部まで神経走っており、スタッフの作品への愛を感じた!」
「ほぼ原作通りで、原作の世界を壊さないところが、制作陣に好感が持てた」
また、続編が公開される度にその完成度の高さが話題となる『るろうに剣心』もユーザーから多くの支持を得ていました。
原作のキャラクターのイメージにどこまで近づけるかは実写化にあたり非常に重要かと思います。イメージが合わないと、キャスティング発表の時点で大抵関心は薄れてしまうものです。
同棲するゲイカップルの「食生活」をテーマにした『きのう何食べた?』は、キャスティングはもちろんのこと、原作に忠実であった点が高く評価されていました。
ユーザーの声
「細部まで神経走っており、スタッフの作品への愛を感じた!」
「ほぼ原作通りで、原作の世界を壊さないところが、制作陣に好感が持てた」
また、続編が公開される度にその完成度の高さが話題となる『るろうに剣心』もユーザーから多くの支持を得ていました。
Q.実写化に求めるものは?
タイBLや中華BLブームに続き、国内でもこれからさらにBLの実写化が増えることが予想されますが、実写化の成功にはキャスティングが最重要であることが分かりました。
では、主演キャストにはどういったことが求められているのでしょうか。
では、主演キャストにはどういったことが求められているのでしょうか。
4割強の人が「原作のイメージと合っている」ことを最重視。
演技力はもちろんのことながら、2次元、またBLの実写化にあたってはビジュアルの良さも重要であることも結果からわかります。
ただ、演技力がありビジュアルが良くても、原作のイメージと合わなければ、少なくとも原作ファンには刺さりません。
原作をいかに理解して役を演じられるかが大きなカギとなるのではないでしょうか。
実写化に求めることを聞いてみたところ、1,000件を超えるコメントをいただきました。
やはり一番多かったコメントは、「原作に忠実、原作の世界観を壊さない」でした。
また、多くのBL作品で欠かせないセクシー表現に関しては、実写化では求めないという声も。
ユーザーの声
「原作の世界観もありつつ、実写化ならではのリアリティのある萌えを提供していただけたら嬉しいです」
「原作に忠実な作品作りと性描写より内面重視でやってほしい」
「生々しい表現は直視できない」
「性的描写は、芸術的な感じに留めて欲しい」
演技力はもちろんのことながら、2次元、またBLの実写化にあたってはビジュアルの良さも重要であることも結果からわかります。
ただ、演技力がありビジュアルが良くても、原作のイメージと合わなければ、少なくとも原作ファンには刺さりません。
原作をいかに理解して役を演じられるかが大きなカギとなるのではないでしょうか。
実写化に求めることを聞いてみたところ、1,000件を超えるコメントをいただきました。
やはり一番多かったコメントは、「原作に忠実、原作の世界観を壊さない」でした。
また、多くのBL作品で欠かせないセクシー表現に関しては、実写化では求めないという声も。
ユーザーの声
「原作の世界観もありつつ、実写化ならではのリアリティのある萌えを提供していただけたら嬉しいです」
「原作に忠実な作品作りと性描写より内面重視でやってほしい」
「生々しい表現は直視できない」
「性的描写は、芸術的な感じに留めて欲しい」
『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』予告【8月23日(金)公開】
『おっさんずラブ』や『チェリまほ』が人気だった背景には、地上波ということもありますが、キスや抱擁程度で生々しいシーンがなかったということも大きいな理由の一つかもしれません。
また、ラブストーリというよりはラブコメディであるほうが万人受けはいいのかもしれませんが、その点は意見が二分化していました。
ユーザーの声
「シリアスな話よりもコメディっぽい話のほうがBL実写化で見てみたいと思います」
「とっつきやすいようにと、コメディタッチにするものが多いように感じますが、そうで無いものの方が見やすいです。変にオーバーにしたりせず、自然体の。」
こうした意見がある一方で、実写化自体に否定的な意見も少なくはありませんでした。中には「アニメ化だけでいい」「アニメ化もしてほしくない」といった声も。
ユーザーの声
「中途半端になるのが見えているから実写化はいらない」
「無理矢理実写化しなくても良いと思っています。それぞれのイメージや想いがあるので、ぎりアニメ化くらいでとどめて欲しいです。」
3次元が2次元の通りにいかないのは当然ですが、実写化にあたり、制作側、また役を演じる役者の人たちがいかに原作を理解して作品を作り上げていくか、そこがとても大切であることがアンケート結果全体からよくわかりました。
また、ラブストーリというよりはラブコメディであるほうが万人受けはいいのかもしれませんが、その点は意見が二分化していました。
ユーザーの声
「シリアスな話よりもコメディっぽい話のほうがBL実写化で見てみたいと思います」
「とっつきやすいようにと、コメディタッチにするものが多いように感じますが、そうで無いものの方が見やすいです。変にオーバーにしたりせず、自然体の。」
こうした意見がある一方で、実写化自体に否定的な意見も少なくはありませんでした。中には「アニメ化だけでいい」「アニメ化もしてほしくない」といった声も。
ユーザーの声
「中途半端になるのが見えているから実写化はいらない」
「無理矢理実写化しなくても良いと思っています。それぞれのイメージや想いがあるので、ぎりアニメ化くらいでとどめて欲しいです。」
3次元が2次元の通りにいかないのは当然ですが、実写化にあたり、制作側、また役を演じる役者の人たちがいかに原作を理解して作品を作り上げていくか、そこがとても大切であることがアンケート結果全体からよくわかりました。
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