AIサービスの提供・システム開発を行うコグラフ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 森善隆、以下コグラフ)は、発達障害などスペシャルニーズを持つ高校生向け通信制高校 明蓬館高等学校(事務本部:東京都品川区、本校舎:福岡県学校長 日野公三)と連携し、IT企業での就労機会を提供する「五反田バレー 未来のジブンプロジェクト」を開始しました。

プロジェクト背景
労働人口が減少する日本において、人材の確保や教育、定着は企業にとって課題となっています。それらの課題を解決するためには、個性や特性を活かし、誰でも活躍できる環境を整備することが重要ですが、特にバリアを持った方が働く環境の整備は、企業の大小問わずまだ十分なものとは言えません。令和2年の雇用障害者数は前年を上回り、年々増加傾向にありますが、民間企業における法定雇用率は48.6 %と、半数以上の企業が達成できていない状況です。(*1)

グラフはかねてより、仕事の間口を広げ、誰でも活躍できる環境の実現に努めてまいりました。今後は、スキル偏重になりがちなIT企業において、バリアを持った方でもその特性を活かして働くことができる体制づくりを強化します。そのような中で、生徒が持つ能力を活かした体験を在学中により多く提供したいと考える明蓬館高等学校と取り組みを開始することになりました。

個性を発揮し、誰もが活躍できる社会にする。私たちが理想とする社会は、まだまだ「実現した」といえる状況ではありません。コグラフと明蓬館高等学校が協力することで、誰でも活躍できる社会を当たり前の現実とし、このプロジェクトが一つの好事例となることを願っています。

*1 厚生労働省令和2年 障害者雇用状況の集計結果」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16030.html


プロジェクト概要
明蓬館高等学校 品川・御殿山学習センターの生徒を対象に、コグラフの業務を実際に体験していただき、実働分の賃金をお支払いします。就労体験を通じ、働くことの楽しさや自身の可能性を発見してもらうとともに、成功体験を得てもらいます。生徒のフォローは明蓬館高等学校の職員とコグラフの社員が連携しながら行い、生徒のやりたいことや得意なことに合った就労機会を提供できるよう、都度、業務内容の見直しを図ります。
第一弾として、コグラフのAI電話番「マヤイ」のマーケティングアシスタント業務を依頼し、新規顧客の開拓やデータの集計に関する仕事を体験していただきます。


明蓬館高等学校 学校長 日野公三 コメント
高校生が育むべき資質・能力は社会連携の中で見つかる
「一人一人の児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが必要」
上記は、国の中央教育審議会が今年1月に発表した令和の時代の教育の方向性(*2)です。急激な時代の変化の中で、先の見えない人と、先が見えなくても予測不可能などと言わずに、ジブンの中で確実な真実や信念に忠実に走っていける人の間で、人生の航路は変わっていきます。コグラフさまと今回このようなコラボレーションが出来ることを大変嬉しく光栄に思います。面白いことが起きそうです。楽しみです。

*2 文部科学省 中央教育審議会「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」https://www.mext.go.jp/content/20210126-mxt_syoto02-000012321_1-4.pdf


一般社団法人五反田バレー 代表理事 中村岳人 コメント
今回のプロジェクトは、ベンチャー・スタートアップ企業が多く所属する五反田バレーにとって大きな挑戦です。五反田周辺の企業と品川区が連携し、地域に根付いたプロジェクトになるよう五反田バレーも支援します。本プロジェクトに関わる全ての方が学びと経験を得て、多様性を認め合える社会の実現が加速することを願っております。


グラフ株式会社 代表取締役 森善隆 コメント
グラフ五反田バレーのある品川区において、産学連携でこのような取り組みをできることを大変嬉しく思います。コグラフサスティナブル経営を実現すべく、「Diversity is Must for Innovation」をキーワードダイバーシティを推進しております。今回の明蓬館高等学校との取り組みもその一環であり、様々な個性や特長を持った人々がコグラフで働くために必要な環境づくりを企業として追求していきます。明蓬館高校で「ジブンらしい生き方」を見つけた生徒たちにとって、コグラフ五反田バレーが「ジブンらしい働き方」を見つけられる場所になれば幸いです。また、コグラフ五反田バレーのある品川区だけでなく、他エリアにも活動の輪を広げ、社会全体のダイバーシティ実現を目指してまいります。


今後の予定
今後も就労体験を通じ、働くことの楽しさや自身の可能性を発見してもらう場を提供します。第一弾として実施したAI電話プラットフォーム「マヤイ」の業務だけでなく、ソフトウェア開発やデータ分析など、コグラフがソリューションを提供する領域は全て対象となります。各分野におけるコグラフプロフェッショナルメンバーが生徒にレクチャーし、興味のある分野を掘り下げ、生徒の将来に繋がる就労機会を提供します。また、本プロジェクトを通じて得た知見はコグラフの採用活動や社員教育に応用します。
今後は、本プロジェクトに協力いただける品川区近隣の高等学校・企業を増やし、より多くの団体での「誰でも活躍できる環境づくり」の実現に努めてまいります。


五反田バレー 未来のジブンプロジェクト」お問合せ先
グラフ株式会社 「五反田バレー 未来のジブンプロジェクト」事務局
連絡先:sig@co-graph.com


明蓬館高等学校
学校設置認可者:福岡県田川郡川崎町
法人所在地:東京都品川区北品川5-12-4山泉ビル3F
SNEC(スペシャルニース゛・エテ゛ュケーションセンター)/CONECヘッドオフィス東京都品川区北品川6-7-22
学校長:日野公三
設立:2009年4月
学校紹介:発達障害などスペシャルニーズを持つ高校生向け通信制高校
学校サイト:https://www.at-mhk.com/
SNECサイト:https://www.at-mhk.com/style/snec.html
CONECサイト:https://www.at-mhk.com/style/conec.html

一般社団法人五反田バレー
所在地:東京都品川区五反田5-28-9 五反田第三花谷ビル9F
目的:「五反田バレー」をベンチャー・スタートアップの集積地として認知してもらうことで、五反田バレーに参画している企業の成長に貢献する

グラフ株式会社
所在地:東京都品川区西五反田7-21-11第2TOCビル6F
代表者:代表取締役 森 善隆
設立:2010年9月29日
事業内容:AI電話番「マヤイ」の開発・販売、ビックデータ解析及びコンサルティング
コーポレートサイト:https://www.co-graph.com/
AI電話番「マヤイ」:https://mayai.jp/


配信元企業:コグラフ株式会社

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