日本ハムドラフト1位ルーキー伊藤大海投手(24)が7日、札幌ドームで楽天戦に先発登板。共に新人王を争うライバル、楽天早川隆久投手(23)との投げ合いを制し、チームトップとなる9勝目を挙げた。

 今季は開幕から上沢や加藤らと共にローテーションの柱としてチームを支えている伊藤。開幕直後こそなかなか勝ち星に恵まれなかったものの、ルーキーらしからぬ堂々たるピッチングで、ここまでチームトップの勝ち星を積み重ねている。

 また、急遽召集された東京五輪では、大舞台でも物怖じしない投球を披露。準決勝の韓国戦で相手チームにロジンの付けすぎを指摘されたことを切っ掛けに「追いロジン」としても注目を集めた。

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 そんな活躍が目立つ一方で、ファンの間では伊藤のある「勝負儀式」が注目されている。

 伊藤は自身が勝ち星を挙げる度に、勝利球と共にSNSを更新。その際、ボールの撮り方に遊び心を持たせているのだ。

 例えば4勝目を挙げた際には、自身の拳の上にボールを乗せ、アイスクリームのように見立てた「アイスクリーム持ち」、直近では8勝目を挙げた勝利球を「雪見だいふく」のカップの片面にボールをのせ、「8の字」を意識した置き方を披露。

 さらに最近ではヒーローインタビュー後にグラウンド上で自らが数字を表現する「人文字」も披露するなど、投球面以外でもファンを湧かせている。

 現在チームが最下位と低迷する中で、プレーだけでなくプレー外でも楽しませるルーキーの存在は、ファンにとって嬉しいものだろう。

 二桁勝利に王手、さらには新人王争いの真っ只中など、ファンの間ではまだまだ様々な楽しみが待っている。

 この先どんな投球、そしてどんな儀式を見せてくれるのか。あらゆる面で伊藤に注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

日ハム伊藤、輝かしい活躍の一方でファンに話題の「勝利儀式」