チェリストのヨーヨー・マが世界各地 36カ所で演奏するバッハプロジェクト」日程を変更して、2021年11月3日(水・祝)に沖縄アリーナで開催されることが決定した。

本公演は、2020年3月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年10月に延期となり、今回イベント開催自粛要請の延長に伴い11月3日への延期が発表された。

ヨーヨー・マは1955年にパリで生まれ、4歳の時に父親からチェロを学び、5歳でリサイタルを開くほどの早熟の天才だ。1962年ニューヨークに移住後、ジュリアード音楽院、ハーバード大学を経て、1977年から本格的にソロ活動をスタート。クラシックのみならず、ジャンルにとらわれない幅広い音楽を表現してきた。

そして、最も大事にしている楽曲はバッハの「無伴奏チェロ組曲」。チェロを習い始めた4歳の時に、父親から第1番の「プレリュード」を教わり、 1 日1小節を練習し、 42日目に全42小節を弾けるようになっていたという。 「どんな時も私を癒し、 苦しい時には慰め、 安心させてくれた」と語るように、 ヨーヨー・マにとってこの作品は原点であり、 ライフワークでもある。

そんな天才チェリストが60代を迎え、自分が社会にどんな貢献ができるのかというグローバルな視野を持ちつつ、平和を祈り音楽でそれを実行するため、6大陸でライブを行うことを決意。それが世界各地 36カ所で演奏する「バッハプロジェクト」だ。

日本で唯一の開催となる沖縄公演は2回の開催延期を経て、2021年4月にオープンした1万人収容の沖縄アリーナにて、客席数を減らして開催予定だ。

ヨーヨー・マ