米軍の元士官で、核兵器は配備計画などの軍事機密を交際していた中国人女性に漏らしたなどとして訴追されたベンジャミン・ビショップ被告(59歳)の弁護士は、同被告が容疑を認める考えであることを明らかにした。米国の報道を引用するなどで、環球時報が報じた。

 ビショップ被告は2013年3月に逮捕された。ビショップ被告は米軍の作戦計画、核兵器の配置、ミサイル防衛システム、その他の軍事機密を交際していた当時27歳の中国人女性に漏らしていたとされる。

 ビショップ被告はハワイ太平洋司令部に勤務していた。ハワイにある米太平洋司令部の能力面での問題点、同司令部のインターネットにかんする安全方式など、最高度の軍事機密を熟知しており、2010年から12年に米国が適用していた北朝鮮からのミサイル攻撃に対する防御方法という最高機密を知る権限を持っていたという。

 米連邦捜査局(FBI)によると、ビショップ被告と中国人女性はハワイで開催された国防国際会議で知り合った。2011年6月からは「一段とロマンティックな関係」になったという。女性は当時、27歳で、米国には留学生ビザで入国したとされる。

 ビショップ被告は、同女性に国防情報を漏らしたことと、国防関連の文書と情報を違法に保管していたことを認める考えという。(編集担当:如月隼人)