Snow Manのラウール9月4日さいたまスーパーアリーナで行われた「第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」に登場。フィナーレ近くの「TGC SPECIAL STAGE」で、自身が振りつけたダンスを披露した。

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スタイリッシュなOP映像が流れた後、暗転とレーザービームの中から現れたラウールは、80’sの息吹を感じさせる小ぶりのビッグショルダーと、肩口や襟に施されたシルバーのパイピングが特徴的なタイトジャケット、レザー調のスキニーパンツ、ヒールのあるショートブーツをすべて黒でまとめたスペース感満載のスタイリング。

金髪にヌーディーカラーのリップ、ごついシルバーのアクセサリー、親指と人差し指だけカバーして中指から小指をさらけ出すグローブで独自の世界観を体現したラウールゆっくりと後傾気味のウォーキングでランウェイトップまでたどり着くと、左頬骨のあたりを左人差指でゆっくりとかくようなアクションをして、セクシーにため息をついてカメラを見つめた。

マイケル・ジャクソンを思わせるパフォーマンス

そのまま、左腕を地平に見立てて右手の指を歩かせるようなパントマイムを見せたラウールは、BGMの「Shh」に合わせてグローブの人差し指を口元にやり、身をかがめて色っぽいポージング。すると、ドアが開くような音とともに照明が一気に紫に。

マイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」を思わせる鼓動や吐息のようなドラム音やSEに合わせて、非常に長く手足を素早く動かしては止め、アニメーションダンスクランプダンスのような動と静の緩急をなめらかに見せつけた。

体の隅々まで気を張り巡らしながら、ゆっくりとひざまずく、立ち上がる、直線的な片足を水平に持ち上げるといったアクションや、荒川静香イナバウアーのように後傾した不安定な姿勢で6秒以上静止するアクションなど、筋肉がないとできないポーズを随所に取り入れた振り付けで会場を魅了したラウール。クラブステップでまたゆっくりと起き上がり、カメラ目線になってダンスパートが終了した。

再び真っ赤になった照明の中、登場時のモデル然としたウォーキングとは打って変わって、EDMのロックなリズムワイルドにカウントしながらラフな表情に。時々振り返りながら、約3分のステージを終え闇の中に消えていった。

■東京ガールズコレクション概要

東京ガールズコレクションは、“日本のガールズカルチャーを世界へ”をテーマに2005年より春夏、秋冬の年2回開催。今回で33回目を迎える日本最大級のファッションショー。

今回も新型コロナウイルスによる影響を受け、リアルとバーチャルを融合させた「アタラシイTGC」としてオンラインで開催され、豪華モデル陣によるランウェイやアーティストのライブパフォーマンスが行われた。

◆取材・文=坂戸希和美

ラウール/ 撮影:野口彈