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 そもそもリトアニアがどこにあるか知らない人もいるだろう。ロシアポーランドベラルーシと国境を接するバルト三国の最南に位置する国だ。

 現在は小国だが、13世紀には現在のベラルーシウクライナなどを含む大国だった。そのリトアニア伝統の料理が「ツェペリナイ」である。

 ツェペリナイはジャガイモに片栗粉をまぜた生地にひき肉などの具材を詰めて茹でたもので、サワークリームベーコンをトッピングして食べる。

 コロッケを作るより簡単だし、モチとした独特の食感を味わえるので是非一度試してみよう!

 

【画像】 ツェペリナイの作り方

※カラパイアクッキングの料理レシピは「#ネトメシ」で全部見られるよ。

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■材料(約8cm 6、7個分  約40分)
・じゃがいも 6個(茹で用3個、すりおろし用3個)
・片栗粉 大さじ1~2
・塩 小さじ1

(肉団子)
・牛ひき肉 100g 合い挽きでも豚ひき肉でも良い
玉ねぎ 1/4個 みじん切りをレンジで加熱しておく
・塩 小さじ1
ガーリックウダー 小さじ1/2
ナツメグ お好みで 適量

ツェペリナイ茹で用の水)
・水 約500ml~1l
・水溶き片栗粉 大さじ1の片栗粉を同量の水で溶いたもの

(トッピング)
ベーコン 2,3枚 刻んでおく
玉ねぎ 1/4 みじん切り
サワークリーム お好みの量

■器具
フライパン (26cm使用) 炒め・茹で用 鍋でもOK
・鍋 じゃがいも茹で用
・オタマ 穴の開いたもの。茶こしなどでも良い。
・ボウル2
・ラップ ひき肉包み・成形用 なくても可
マッシャー じゃがいもつぶし用
・フードプロセッサー、すりおろし器など
・ガーゼなど すりおろしたじゃがいもの汁切り用
・お皿など 器 じゃがいもの汁用

下準備

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(トッピング用)

フライパンで刻んだベーコンをカリッとするまで炒めたら、みじん切りした玉ねぎを加え、キツネ色になるまで炒める。

サワークリームは室温に戻しておくか、耐熱ボウルに入れ少し温めても良い。

ツェペリナイ茹で用)

・片栗粉を水に溶いておく。

フライパンに水を6割ほど入れておく。

[もっと知りたい!→]すぐおいしい!茹でたじゃがいもをハチミツと粒マスタードで食べる、甘辛ハニーマスタードポテトの作り方 【ネトメシ】

1.肉団子を作る

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・耐熱ボウルにみじん切りした玉ねぎを入れ、レンジ500wで30秒ほど加熱する。

・別のボウルにひき肉、加熱した玉ねぎ、塩、ガーリックウダーナツメグを加え混ぜる。

・大さじ1~2ほどをとりラグビーボール状に丸めたものを6~7個ほど作る。

2.茹でじゃがいもとすりおろしじゃがいもを混ぜ生地を作る

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・じゃがいも3個の皮をむき軽く水にさらしたものを鍋に入れ10分ほど茹で、マッシャーでつぶしておく。

・その間に残りの3個のじゃがいもの皮をむいてすりおろし、ガーゼなどに入れ器の上できっちり絞り、そのしぼり汁もとっておく。

・ボウルにつぶしたじゃがいもとすりおろしたじゃがいも、片栗粉、塩を入れ混ぜ、6~7個に分け一旦丸めておく。

ワンポイントアドバイス
・じゃがいもの汁は次の包み作業で保湿に使う。

3.肉団子をじゃがいもで包み成形して茹でる

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・広げたラップに丸めていたじゃがいもを厚さ1cm程に広げ、肉団子を入れ包んだのちラグビーボール状に形をととのえる。

・水と水溶き片栗粉入りのフライパンを火にかけ、沸騰したらそっと入れる。

・弱火から中火で20~25分ほど、焦げに気をつけながらしっかり茹でる。

・穴あきおたまなどで取り出し、トッピングをかけて完成。

ワンポイントアドバイス
・いもがぱさぱさで包みにくい場合はしぼり汁を加えて調節する。
・反対にべたべたする場合は片栗粉を加え調節する。
ひき肉とじゃがいもの量は包みながら調整しても良い。

ツェペリナイ 完成 !

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 茹でたてのツェペリナイは食感からしてとっても斬新。片栗粉によるツルンとした口当たりで「こ、これは…!」なんて驚きならがら食べすすめることうけあい。

 なめらかでモチモチのじゃがいもからジュワっとあふれるひき肉のうまみとトッピングの相性もばつぐん。ベーコンの塩味と玉ねぎの甘味、サワークリームの酸味がこのお料理ならではのやさしい味を引きたてる。

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 具材のアレンジやサイズもお好みで。今回はクミンやタマネギ入りだけどひき肉のみでももちろんOK。マヨ好きならじゃがいものに少量加えてコクを出すのもありかも。

 でもって残った具材はハンバーグにしたり、じゃがいも生地は砂糖を加えてフライパンで焼いていも餅風にするのもおすすめ。

 サワークリームが調達困難と言う人は、生クリームプレーヨーグルトで簡単に作ることができる。こちらのレシピを参照しよう。

 バルト三国リトアニア、行ったことはなくても行った気になれるかもしれない、伝統の料理、ツェペリナイで旅する気分を味わおう。

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 ではオチていこう。

 今回はツェペリナイのレシピを応用してツルツルもちもちなイモムシを作ってみた。パッと見枝豆ちっくなイモムシなのでかわいいよ。

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 作り方は本編のじゃがいも生地に抹茶、食用色素(緑)を混ぜ丸めたものを5個つなぎ合わせ、片栗粉の入りのお湯で茹でた後、海苔の模様とゴマの目をつければできあがり。レタスに添えればリアル度もマシマシだ。

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 なかなかいいでしょこのツヤ感。当のじゃがいももイモムシになる日が来るとは思ってなかったかもだが、まもなくおいしくいただいちゃうのであしからずだよ。

料理:インスタグラムではマル秘レシピも!@クマ姉さん、ディレクション:リスポワールD、プロデュース:パルモ

 さて、クマ姉さんにこんな料理作ってほしい!または自分のレシピを紹介したいというお友達は、カラパイアの投稿フォームからカテゴリー「カラパイアクッキング」を選択して投稿してね!!採用になった人にはカラパイアノベルティグッズをプレゼント。みんなのお便りまってます!


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未味との遭遇。リトアニア伝統のモチッと食感ジャガイモ料理、ツェペリナイ作り方【ネトメシ】