10代をはじめ20代女性を中心に絶大な人気を誇る、ABEMAの恋愛番組『オオカミ』シリーズの最新作『虹とオオカミには騙されない』(以後、『虹オオカミ』)。

(参考:【写真】Taki×しょうたの胸キュンデート

 真実の恋を探す男女の等身大の姿を追いつつ、メンバーの中にいる「好きではないのに好きなフリをする嘘つきオオカミ”」をめぐる心理戦を含んだ恋愛模様が展開する。10作目となる今作も、前シーズン同様に男女どちらか一方の性別に恋をしないオオカミが1人以上潜んでいるが、その性別は明かされない。

 今回も、TikTokerや俳優、モデル、ラッパー、ダンサーといったバラエティ豊かな男女が参加し予測不可能な恋愛模様を繰り広げている。

 以下より、9月12日に放送された第7話の見どころを読み解いていく。本編のネタバレもあるため、ご注意いただきたい。

 4組の両想いカップルが誕生した女子からの中間告白後、また恋の矢印が大きく動き始める。何やら怪しい言動をするメンバーが数名現れ出した。

 まずはTakiからしょうた(西岡星汰)への太陽LINEが飛ぶ。そこには「しょうた2人で話したい」というメッセージがあり、太陽LINEだが必然的に2人きりのデートになった。Takiは中間告白時点ではまだ自分の気持ちが100%ははっきりしていなかったこと、ただ気持ちが大きかったしゅうぞう(大平修蔵)に告白したことを伝えた。そして2人が初めて一緒に作業した時の靴の色と同じだという熊のクッキーをプレゼントした。

 「Takiちゃんしか見てないし、Takiちゃんには幸せになってもらいたいし、最後その隣にいるのは自分が良いなと思った」と、しょうた変わらぬ想いを伝え、これにはTakiも照れまくっていた。

 さらには即席でコースターひまわりのイラストを描いて渡したかと思いきや、裏側には一言「すき」の文字。用意しているものがなくても、その場でどうにか相手を喜ばせたいとすぐに行動に移せるしょうたの真っ直ぐさが素敵だ。ここにきて、しょうたの攻撃力が一気に増している。

 そして、このしょうたTakiの急接近がいろんな人の気持ち、行方に波及し影響を与えていく。まずは、しゅうぞうだ。この太陽LINEを見てからどこか機嫌が悪そうで、他の男子メンバーに「モヤモヤする、(Takiちゃんの)正体がわからないから」と打ち明ける。「そりゃ末期だわ。好きなんじゃない?」と言うかいと(堀海登)に、「好きなんじゃね?揺れてんじゃね?」とエザキ(YOSHIKI EZAKI)も重ねる。

 高校生組がアトリエから一足先に帰った後、しゅうぞうはTakiに話しかけ、嫉妬した自分がいたことを伝える。“だったら話しかけてくれたら良かったのに”と言うTakiに、「今日は話したくないって思っちゃった」と答えると、そこからはなんだかカップル同士の痴話喧嘩のようなやり取りが繰り広げられた。しゅうぞうも中間告白の時に自分の気持ちに素直に向き合った結果、さくら(アリアナさくら)を選んだ訳で、この自分自身の中で突然湧き起こった感情に戸惑っているようだった。

 さて、しゅうぞうと同じ現象に見舞われている人がここにももう一人……なんとかいとだ。中間告白で結ばれた相手とは別の人、一度断った相手のことが気になっているようだ。中間告白後、終始エザキと良い雰囲気のモモカ(momoca)に、「俺もしゅうぞうと同じ気持ちだった」「中間告白まで迷っていた」と明かす。この告白にはモモカも動揺を隠し切れない。

 「のあ(加藤乃愛)には気を遣っちゃう」とこぼしていたかいとだったが、のあの方も「かいとくんの前では素の自分じゃないし気を遣っちゃうところがある」と同じようなことを打ち明けていた。周囲が気づかないうちに2人の間では何かが少しずつすれ違っていたのかもしれない。

 そしてその違和感を吹っ切るように先に具体的な行動を起こしたのは、のあだった。太陽LINEで誘い出した相手は、誰もが予想だにしなかったしょうただ。誘われたしょうた本人もこれにはビックリしていた。

 次週、この太陽LINEがどう転がるのか見ものである。しゅうぞうを取り巻く恋模様になかなか入る込む余地がなさそうだがセイラ(安斉星来)の行方、互いにオオカミ容疑をかけられているりの(和内璃乃)とこうへい(山下航平)のやり取りにも注目したい。(佳香(かこ))

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