大相撲9月場所(秋場所)が、9月12日(日)に、初日を迎えた。新横綱誕生に、大いに沸く、両国国技館である。

 7月場所で、奇跡の復活劇を遂げ、連覇を期した白鵬だったが、残念ながら、休場となってしまった。宮城野部屋力士全員休場までの動きは以下の通りだ。

 9月1日(水)、新十両・北青鵬(ほくせいほう)が新型コロナ感染。白鵬が語る。

「新十両の北青鵬が新型コロナにかかってしまいました。序ノ口から7場所という信じられないスピードで駆け上がってきたのですが、当人にとっては出鼻をくじかれたことでしょう」

 そして、自身の今年1月の経験をふまえ、こう続けた。

「私も新型コロナにかかったことがありましたので、気持ちはよくわかります。北青鵬には、治療に専念するように伝えています」

 9月5日(日)、白鵬ら濃厚接触者全員が2度目のPCR検査。白鵬らは陰性だったが、幕下力士1名の感染が判明する。

 9月6日(月)、感染症の専門家の意見を聞き、日本相撲協会で協議した結果、宮城野部屋力士18名全員の休場が決定─という次第である。

 白鵬は、ライバルとなるであろう横綱・照ノ富士について、「第73代の新横綱が誕生したことでもあり、今場所は盛り上がることは間違いないでしょう。若手の力もどんどん伸びて来ています。この若手の壁になるべく横綱として君臨してほしいですね」とエールを送る。来たる11月場所での東西両横綱の激突を、心して待ちたい。

 さて、「白鵬本紀」第19番は、2002年7月場所が舞台。白鵬は、西三段目23枚目で臨むのだが、「好事魔多し」で、1勝の後、3連敗。あと1敗で負け越しとなった白鵬の五番相撲の勝敗は…?

 同時進行相撲マンガ、「白鵬本紀」第19番「負けて覚える相撲かな」は9月14日発売の「週刊アサヒ芸能」9月23日号に掲載。はっけよい!!

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