日本は、中国や韓国と共に東アジアに属する国だが、中国のネット上では「東アジアの国々が団結したらどれほど強いか」との話題で盛り上がることがある。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、この話題のスレッドが立ち、中国人ネットユーザー議論を交わした。

 あるユーザーは「東アジアが一体になれば、工業生産額は世界の半分近くになり、造船、電子、重工業、軍需産業、原子力産業は世界シェアの半分以上を占める。人口は世界の2割近くになり、経済規模も米国を超える。軍事力も日中韓はいずれも世界10位以内の実力がある」と回答した。つまり団結したら相当強いと言いたいようだ。

 東アジアが団結することを、西洋に対抗するという意味にとらえた人もいて、「東洋が団結できれば、西洋文化に対抗できる」という意見があった。しかしこのユーザーは、西洋文化に対抗できるかどうかは「すべて中国にかかっていて、日韓は錦上に花を添えるに過ぎない」としている。

 また、東アジアが団結してもそれほど変わらないという意見もあった。「東アジアには中国しか必要ない」との主張で、いつかは中国だけで米国と欧州と日本を加えた勢力を圧倒するようになり、「東アジアという概念すらなくなって中国という概念だけが残る」と豊かな想像力を働かせている。

 ほかにも、「欧州が団結するには合意書が必要だが、東アジアが団結するには中国がいればそれで良い。昔からずっとそうだった」というコメントもあり、東アジアといっても中国が中心という意見が比較的多いようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国人が議論「東アジアの国々が団結したらどれほど強いか」=中国