ソフトバンクは、宅内機器を設置するだけで、PCやタブレット端末、スマートフォンなどでWi-Fi(無線LAN)による高速インターネットが利用可能になる家庭用ホームルータSoftBank Airソフトバンクエアー)」の新機種として5G(第5世代移動通信システム)に対応した「Airターミナル5」を10月から提供する。販売開始に先立ち、9月15日から予約を受け付ける。

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 5Gの高速大容量通信とWi-Fi規格のIEEE802.11ax(4×4 MIMO)に対応し、Wi-Fi6(802.11ax)対応スマートフォンなどと組み合わせて、下り最大通信速度2.1Gbpsを実現。また、内蔵アンテナ8本から電波強度が強い4本を自動的に選択して通信を行う独自技術の「アンテナセレクション」によって通信性能を向上させた。サイズは幅約103×高さ225×厚さ103mm、重さ約1086g。カラーはホワイト。

 ソフトバンクは、2022年春までに5Gのネットワークによる人口カバー率90%を目標としており、5Gエリア内では5G通信となるが、下り最大2.1Gbpsの高速大容量5Gは、5Gエリアの一部に限定される。サービスエリア拡大とあわせ、通常の5G対応スマートフォン向けに、イベント会場や商業施設などでのエリア対策も進めていく。

 Airターミナル5の本体価格は7万1280円だが、5G/4Gの両方に対応するSoftBank Airの月額基本料金(Air 4G/5G共通プラン)から36カ月間、毎月1980円を割り引くサービス「月月割」適用時は実質0円となる。Air 4G/5G共通プランの月額料金は5368円で、これまで同様、データ容量の制限と総量規制はなく、最低契約期間や契約解除料もない。

 さらに先行キャンペーンとして、9月15日以降にAirターミナル4またはAirターミナル4 NEXT以前の機種を購入した上でSoftBank Airを新規に契約すると、対象機種の「月月割」に加え、月額基本料金から24カ月間、毎月1188円を割り引く「SoftBank Air スタート割プラス」、U25限定キャンペーン「U25限定 SoftBank Air 割引」、機種変更をサポートする「Airターミナル5 機種変更サポート」を9月15日から開始する。

高速大容量5G対応のAirターミナル5