日本で学ぶ外国人留学生のうち、国籍別では中国人留学生が最も多く、卒業後も日本に残って働く中国人も少なくない。しかし、日本で何年か働くと、帰国すべきかどうか悩む人は多いようだ。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日本でのすべてを投げ捨てて帰国すべきか」と問いかけるスレッドが立ち、同様の経験を持つ中国人ネットユーザーからさまざまな回答が寄せられた。

 スレ主は、来日5年半になるという中国人男性だ。学校を卒業後に日本企業に就職し、すでに1年が過ぎたそうだ。あと1年頑張って日本で仕事をすれば永住資格の申請資格を得られるが、「愛国者ならば、祖国建設に貢献すべき」という風潮が高まっているためだろう、「中国に帰国すべきかどうか」で本気で悩んでいるという。

 これに対し、経験者も含めて多くの中国人ユーザーから賛否両論が寄せられた。帰国すべきとの意見には「祖国を愛しているなら帰国すべき」との愛国主義的なコメントや、親が高齢になるのでそばにいてあげるべきという声、実際に日本で働いてから帰国を決めた中国人ユーザーからは、「帰国しないとどんどん中国の感覚と離れていき、アイデンティティがあいまいになる」という意見もあった。

 日本に留まるべきという意見には、「中国国内の競争は非常に激しいし、住宅価格が高すぎる」ので、日本の方が良いという声や、仕事経験が1年では帰国しても役に立たないとの意見があった。また、絶対に帰国すると決めていたが、今では悩んでいるという中国人ユーザーは、「中国国内で高給取りになると生活面で多くを犠牲にする必要があるが、日本なら個人の生活と仕事のバランスが取れるし、交流してみると日本人も意外と面白い」と述べている。

 しかし、最も多かったのはスレ主同様「これは非常に悩む問題」というコメントで、帰国することと日本に留まることのメリットデメリットを具体的に列挙し、よく考えて自分で決めた方が良いという意見が大半を占めた。スレ主には、寄せられた意見を参考に後悔しない決定をしてもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

帰国すべきか、残るべきか・・・日本で働く中国人の苦悩