ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・グループステージ第1節が13日、15日、16日に各地で行われた。

 2021-22シーズンから新設されたECLは、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐ第3の欧州大会。グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、1回戦では2位通過の8チームがヨーロッパリーグ・グループ3位チームの勝者と対戦する。勝ち上がった8チームが、準々決勝進出をかけてECL・グループ首位の8チームと2回戦で対戦する。

 グループGではトッテナムイングランド)がレンヌ(フランス)と対戦。11分にルーカス・モウラのクロスがオウンゴールを誘い先制したものの、23分に同点弾を許し追いつかれると、72分にも失点し逆転を許す。しかし、76分にピエールエミール・ホイビュルクのゴールで追いつき、2-2の引き分けに終わった。

 グループCではローマイタリア)とCSKAソフィアブルガリア)が対戦。10分に先制を許したものの、25分にロレンツォ・ペッレグリーニのゴールで同点に。38分にステファン・エル・シャーラウィが勝ち越しゴールを奪うと、その後ペッレグリーニ、ジャンルカ・マンチーニ、タミー・アブラハムが追加点を挙げ、5-1で快勝した。

 グループEのMF原口元気とMF遠藤渓太が所属するウニオン・ベルリンドイツ)はスラヴィア・プラハチェコ)に1-3で敗れた。原口はフル出場、遠藤はベンチ外となった。また、グループDのDF菅原由勢が所属するAZ(オランダ)はラナースデンマーク)と2-2のドロー。菅原は63分から途中出場した。

 グループAではMF田中亜土夢が所属するHJKヘルシンキ(フィンランド)とFW中村敬斗が所属するLASK(オーストリア)が対戦。アウェイのLASKが2-0で勝利した。田中はベンチ外、中村はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。

 そのほか、MF香川真司が所属するPAOK(ギリシャ)はリンカーン・レッド・インプス(ジブラルタル)に2-0で白星スタートを飾った。なお、香川はECLグループステージの登録メンバーから外れている。

 ECLグループステージ第1節の結果は以下の通り。なお、第2節は9月30日に開催される。

グループA
マッカビ・テルアビブ(イスラエル) 4-1 アラシュケルトアルメニア
HJKヘルシンキ(フィンランド) 0-2 LASK(オーストリア

グループB
フローラ・タリン(エストニア) 0-1 ヘント(ベルギー
アノルトシス・ファマグスタ(キプロス) 0-2 パルチザン(セルビア

グループC
ボデ・グリムト(ノルウェー) 3-1 ゾリャ・ルハーンシクウクライナ
ローマイタリア) 5-1 CSKAソフィアブルガリア

▼グループD
ナースデンマーク) 2-2 AZ(オランダ
ヤブロネツ(チェコ) 1-0 クルジュ(ルーマニア

▼グループE
マッカビ・ハイファ(イスラエル) 0-0 フェイエノールトオランダ
ラヴィア・プラハチェコ) 3-1 ウニオン・ベルリンドイツ

▼グループF
リンカーン・レッド・インプス(ジブラルタル) 0-2 PAOK(ギリシャ
スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロヴァキア) 1-3 コペンハーゲンデンマーク

▼グループG
ムラスロヴェニア) 0-2 フィテッセ(オランダ
レンヌ(フランス) 2-2 トッテナムイングランド

▼グループH
カイラト(カザフスタン) 0-0 オモニア・ニコシア(キプロス
カラバフ(アゼルバイジャン) 0-0 バーゼル(スイス

ECL・グループステージ第1節が開催された [写真]=Getty Images