安かろう、悪かろうと言われた時代は過去のものとなりつつあり、中国製品は質だけでなく「デザイン」でも選ばれるようになってきた。中国では近年、愛国心から中国製品をあえて選ぶ「国潮」がブームになっているほどだが、デザインにおいてはまだ日本製品から学ぶ必要があるという。中国メディアの網易は15日、「日本製品のデザインが優れている理由」を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本にはファッションや建築、工芸など様々な分野で有名デザイナーが多いと紹介した。世界で活躍する日本のデザイナーは、数が多くて分野も幅広く、「日本はデザイン強国だ」と称賛している。記事の中国人筆者によると、日本が「デザイン強国」になったのにはいくつかの理由があるそうだ。

 まず考えられるのは、「教育」のおかげだという。日本には子どものころから美しいデザインに触れる機会が多く、NHKには、子ども向けにデザインを教える番組まであったと紹介した。それも技法を教えるのではなく、デザインに興味を持たせ、考えさせ、審美観を養うように工夫しており、そのおかげで国民全体のセンスが底上げされたと分析している。

 さらに、漆工芸や焼き物といった「伝統工芸」を政府が積極的に守ったこと、経済を「輸出」に頼る国として、製品の「美しさ」を追求した事情もあるとした。記事は、敗戦国の日本、ドイツイタリアはいずれも製造業により経済回復を狙ったと指摘しているが、確かにこの3カ国の製品はいずれもデザイン性が高い。

 中国の「国潮」ブームは、中国人の間で愛国心を背景に広がっているが、世界市場はまた別だ。中国製品が世界市場でも選ばれるためには、日本製品のデザインから学べることはたくさんありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本製品のデザインはなぜ「こんなにも優れている」のか=中国