10月10日に上映が予定されていた、映画「極道系Vチューバー達磨」について、監督の松本大樹さんがTwitterで「上映を中止することと致しました」と発表、謝罪しました。

【画像】参考にしたとされる“懲役太郎”さん)

 「極道系Vチューバー達磨」は、長年刑務所にいたヤクザバーチャルYouTuberVTuber)としてデビューするという内容の映画。しかし、主人公が劇中で演じるVTuberデザインや設定が、実在するVTuberの“懲役太郎さんに酷似しているとして一部で物議を醸す形に。懲役太郎さん本人もTwitterで「パクリだー!」「全く知らなかったので驚きました」などと反応していました。

 同作は当初、10月10日に高円寺シアターバッカスで行われる「海道力也映画祭」の中で上映される予定でしたが、一連の炎上を受けて急きょ上映が中止に。松本監督は謝罪ツイートの中で、映画のストーリーについては懲役太郎さんがモデルではないとしつつも、本編に登場するVTuberあいさつアバターの服装など、事前に相談することなく「懲役太郎さんを参考としてしまっていた」と説明。懲役太郎さんには既に謝罪済みとのことでしたが、懲役太郎さんとの間で、映画の今後の処遇について相談できていない状況であるとし、シアターバッカスでの上映については中止を決めたとしています。

 懲役太郎さんは、“前科3犯で服役中の受刑者VTuber”という設定で2018年から活動を開始。日本の著作権法では、キャラクターアイデア自体は著作権で保護されませんが、今回のケースでは劇中のVTuberの設定が懲役太郎さんにかなり似ていたのに加え、松本監督自身が「懲役太郎さんの大ファン」「キャラクターや掛け声などを参考させて頂きました」とツイートしていたことから、批判的な意見が多く上がっていました。

劇中に登場するVTuber(映画公式Twitterより)