明治安田生命J1リーグ第29節、FC東京vs横浜FCが18日に味の素スタジアムで行われ、ホームのFC東京が4-0で勝利を収めた。

前節の柏レイソル戦でミスから失点し、0-1で惜敗を喫したFC東京。今節は11年ぶりの電撃復帰が発表された長友佑都スターティングメンバーに入って注目が高まっているだけに、何としてでもホームでの連敗は避けたいところだ。

対する横浜FCリーグ戦2連敗中。残留圏との勝ち点差は「8」にまで広がっており、降格の可能性はさらに高まってしまった。残留を目指すために、リーグ戦残り10試合で着実にポイントを積み重ねていきたい。

大雨の中で始まった一戦で、先に決定機を迎えたのはFC東京。10分に右CKを獲得すると、レアンドロのキックにファーの森重が合わせる。しかし、森重のヒザに当たったシュートは、惜しくもゴール左に外れた。

19分にもFC東京にチャンス。小川がボックス内にパスを供給すると、受けたディエゴ・オリヴェイラが反転しながら左足を振り抜く。これがゴール左隅に決まり、FC東京がホームで先手を取った。

ホームチームの勢いは止まらない。21分、前線でのプレスからレアンドロがボールを奪取すると、そのままボックス内へと侵入。ワンフェイクで相手DFをかわしてシュートを放ち、追加点を挙げた。

27分には横浜FCも反撃。マギーニョがボックス手前右から中央にいたジャーメインに渡すと、強引な形でコースを作って左足を振り抜く。しかし、相手GKの好セーブに遭い、得点には至らない。

43分にはFC東京にまたも追加点。東のボックス右からのクロスをディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせる。これが相手GKの指をかすめながらもゴール左へ決まり、ホームチームが前半終了間際にリードを3点に広げた。

後半に入ると、アウェイチームがペースを握る。何度もセカンドボールを拾い、分厚い攻撃を展開していく。54分にはボックス内でパスを受けたサウロ・ミネイロがシュート。しかし、これは相手GK正面に飛び、キャッチされてしまう。


57分にはFC東京にも決定機が訪れる。ディエゴ・オリヴェイラがレアンドロとのパス交換でボックス内に侵入し、ボックス左にいたアダイウトンにラストパス。受けたアダイウトンがゴール右隅を狙ったシュートを放つも、相手GKの足でのセーブに遭い、惜しくもチャンスを逃した。

その後も相手に攻め込まれるシーンこそあれど、決定的な場面を作らせなかったFC東京。86分にはとどめの一撃を決める。レアンドロのパスを受け、相手キーパーとの1対1となった渡邊がシュートを放つも、これは相手GKのファインセーブに遭う。しかし、こぼれ球を拾った渡邊がボックス中央にマイナスのパスを送ると受けたレアンドロが、ゴール中央に冷静に流し込み、横浜FCを大きく突き放した。

試合は4-0のまま終了し、FC東京が前節の敗戦を払拭するような完勝。長友の11年ぶりとなるJリーグ復帰戦を白星で飾った。一方の横浜FCはこれで3連敗となった。

FC東京 4-0 横浜FC
FC東京
ディエゴ・オリヴェイラ(前19、前43)
レアンドロ(前21、後41)

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