75台限定のポルシェ「911 DLS」が、サーキットでテスト走行している様子がキャッチされた。

【写真】多くのカーメディアが「美しい」と絶賛する、2億円の「ポルシェ 911 DLS」

 ポルシェレストアを手がけるシンガー・ヴィークル・デザイン社は、2018年、モーターイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で、「DLS(ダイナミクス・ライトウエイトスタディ)」と名付けられたプロジェクトの計画を発表し、「世界で最も先進的な空冷『911』」の開発に着手した。プロジェクトには、ウィリアムズアドバンスド・エンジニアリング、ブレンボ、ミシュランといった業界の技術系企業が参加している。

 それから3年経った今年3月、964型の「911」をベースにした「911DLS」が完成。オリジナルよりも軽く、速く、ビジュアル的にもよりクールに生まれ変わった。自然吸気の4.0L水平対向6気筒エンジンで、最高出力は500hp、最高許容回転数は9000rpmを誇る。販売価格は180万ドル~(約2億円)だという。

 同モデルは75台のみ制作されたが、つい先日、そのうちの1台がニュルブルクリンクドイツにあるサーキット)を走っている様子を写真家がとらえた。写真を見る限り、3月に公開されたオークグリーンのモデルと同じもののようだ。すでに完成しているはずだが、シンガー社はサーキットでテスト走行をしてから納品する予定と見られている。

 多くのカーメディアが「美しい」と絶賛する「911 DLS」。他のモデルも見てみたいものだ。(堀口佐知)

(画像=CAR BUZZより)